大渡橋

OpenStreetMapで芸北広域農道をマッピングしていた際に、旧道があることに気づいた。
そして、空中写真で吊橋のようなものが見える。
旧道の吊橋?俄然目が輝く。
これは是非現場調査しなければ。

訪問できるタイミングを探していたが、案外早くチャンスが来たので、何が何でもここには行くぞと固い決意。

国道186号傍示峠を越え、芸北広域農道へ。
走行車両皆無の快適道路だが、快適さを感じる間もなくそのポイントに到着。
広域農道から町道細見畑ヶ谷線へ右折・・・
しようと思ったら、バリ封鎖。
仕方がないので、ここにバイクを停めて徒歩で向かう。

大した勾配ではないものの結構ガレた大砂利で、F650GSで突っ込まなくてよかったと一安心していたら、主塔登場。

味のある橋名板だよね。「は」と「し」の配置が絶妙。

昭和33年12月竣工って・・・東京タワーと同じじゃないの!

ここをクルマで通るのは、ちょっと大変。対向が来ないことを十分確認できないからね。

予習してきたとおり、トンネルがあるぞ。
渡ってみよう。

・・・っと、足元がフニャフニャすると思ったら、床版がスポンジ状態。これは米松?落葉松かな?

貧弱なトラスが可愛い。

歩くとガシガシ揺れる。足元もフニャフニャ。怖いことこのうえない。しかし、オフ車っぽいタイヤ痕が・・・

橋を渡り終えるとすぐにトンネルポータル。こちら側には橋の主塔がなく、トンネル上部の岩肌に主ケーブルのアンカーが設けられている。

トンネル内部は荒々しい。そして素掘りの岩肌はもろく、足元にプチ崩落の跡が。

トンネル内部から見る大渡橋。いろいろ落ちそうで落ち着かない。(誰がシャレを言えと)

橋の袂には、広域農道の王渡橋架橋プラン解説板が放置されている。

大渡橋全景。夢想吊橋のようになるのは時間の問題か。

こんな橋、国内にゴマンとは言わないけれどゴヒャクぐらいはあるんだろうな。少しでも記録に残しておきたい。


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