岩戸橋

竹田市(旧・荻町)内の山崎川(岩戸川とも呼ばれる)に架かる石造単アーチ橋。
橋長28.2m、径間17.4m。
1848(嘉永元)年2月着工、1849(嘉永2)年10月竣工。

この付近には川の上流から順に以下の5本の橋梁が集中している。まさに岩戸橋ファミリーだ。

岩戸橋(鋼橋)
県道695号旧道、建造時期不明の鋼桁橋。周りの橋が有名すぎて、この橋の情報がまるでない。親柱にも竣工年月の表示なし。
岩戸橋(石橋)
1849年竣工の石造単アーチ橋。
岩戸水路橋(石橋)
大正末期竣工、荻柏原井路の水路橋。下部構造は石造単アーチ橋、上部構造(管水路)はコンクリート造りのようだ。現在は使用されていない。
岩戸サイホン橋(コンクリート橋)
1988(昭和63)年3月竣工のおそらくRC橋。白水ダムを作った溝口組の施工。
岩戸大橋(鋼橋)
2002(平成14)年12月竣工の下路ランガー桁橋。橋長172m。

2015年5月5日訪問
豊後荻駅近くの山崎川に架かる岩戸橋ファミリー全貌。写真下から順に、昭和の岩戸橋(の高欄)、嘉永の岩戸橋、岩戸水路橋、岩戸サイホン橋、岩戸大橋。これだけの橋を一度に眺められる場所は、なかなかない。

上の写真撮影地点でズーム。岩戸橋のスパン内に岩戸水路橋が見えているのがわかるだろうか。

石橋の岩戸橋から眺める、県道695号旧道の岩戸橋。歩道の桁が分離している模様。下に潜りたいぜ。

166年経っているとは思えぬ立派な構造。

山崎川左岸から撮影。左から順に、岩戸サイホン橋、岩戸水路橋、岩戸橋。
対岸には数体の地蔵や岩戸橋完成を記念すると思われる石碑があったが、苔生して読み取ることができず。


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