オイル交換

いつもはディーラに持ち込んでオイル交換してもらっているのだが、この暑さの中、ディーラまで行く気がしない。昨日のタイヤ交換の後にディーラに寄ろうか少し迷ったが、結局暑さに負けて、自分でオイル交換しようと思い、まっすぐ帰ってきた。
今さらオイル交換の記録なんてーと思っていたが、Scarverとは縁もゆかりもない某氏の依頼を受け、書いておくことにした。(こんなもんでよろしいか? > D熊さん)
ステップを固定する今朝は、日が高くなる前にオイル交換してしまおうと早起きするつもりだったが、目覚めれば7時。いつもの時間だ。のんびり朝食を摂り、8時半から作業に取り掛かる。まずは、この写真のようにステップを少し上に曲げて固定する。こうしておいたほうが作業しやすい(と思う)。冬場は少し暖機したほうが抜け易くなるはず。ついで、ハンドル右下のオイルフィラーを開ける。




オイルドレンの周りを養生する続いて、左フレームにあるオイルドレンからオイルを抜くため、その周囲を廃油で汚さないよう養生する。オイルドレンを抜くと下の写真のように勢いよくオイルが飛び出すので、万一こぼれても影響がないよう、周囲のモノを遠ざける。最も簡単なのは、写真のように廃油処理箱の袋を貼り付けることである。準備ができたら、フレーム側のオイルを抜く。

こんなふうに勢いよく飛び出すなお、このドレンボルトを回すには、車載工具にはないT40のトルクスドライバーが必要。手持ちがない人は、トルクレンチにも付けられるようにエクステンション・アダプターも買っておくのが吉でしょ。
ところで、廃油に長時間触れていると、皮膚ガンのおそれがあるそうな。かといって手袋するのは面倒なので、こまめに手を洗うことにする。

一旦、ドレンボルトを仮止めする放っておくといつまでもポタポタと垂れているので、適当なタイミングで、新しい銅製ガスケットに差し替えてドレンボルトを仮止めする。ガスケットは、「オイルがにじんでなければ交換する必要はない。」という人と「銅製だろうが紙製だろうがガスケットは消耗品。毎回必ず交換すべき。」という人がいる。どっちも正しいらしいので、賛成できるやり方を選ぶ。ガスケットのお値段は、クランクケース側94円、フレーム側21円。(首都圏の正規ディーラで購入したもの。1枚でもこんな値段で、しかも笑顔で売ってくれる店は、たぶん信頼できるディーラ。)

今度はクランクケース側のボルトをはずす次に、クランクケース側のドレンボルトをはずす。ここは40Nmで締められているので、少々力が必要だ。長めの柄の24mmレンチを用意しておきたい。もちろん、外す前には廃油受けを下に移しておく。

こちらも勢いよくオイルが流れ出るサイドスタンドで作業していると、クランクケースのオイルが少し残ってしまうので、バイクを起こして少しアップライトな姿勢にしてやる。オイルフィルターを交換するタイミングでなければ、ちょっとぐらい古いオイルが残っていても構わない。フィルターに古いオイルが残っているから、完全にはキレイにならないのだ。

クランクケース側のドレンボルトこれはクランクケース側のドレンボルトである。中央にある突起物が磁石で、砂鉄や金属の削り(削られ?)カスが付着する。10,000kmを過ぎても多いようなら、ディーラに相談したほうがいいだろう。

車載工具の漏斗クランクケース側のガスケットを交換し、ドレンボルトをトルクレンチで40Nmの力で締め上げる。併せて、フレーム側のドレンボルトも締めておく。こちらの締め付けトルクは21Nmである。車載工具の漏斗をオイルフィラーに差し込む。
車載工具の漏斗、あなたはドコに保管してますか? 私はシートの下です。ホコリだらけになってるので、不純物を流し込むことにならないよう、きれいに拭き上げる。

手作りの漏斗私は車載工具の漏斗だけではこぼしてしまう不安があるので、洗って乾かした牛乳パックの隅を切り落として、漏斗を拡大する。このほかのやり方としては、ペットボトルの口を切っておくとか、100円ショップで漏斗を買うとか、イロイロあるので、自分の好みのやり方で安全策を図る。

滴下は簡単オイルを注ぎ込む。ポタポタ状態になったら、この写真のようにしばらく放置しておけば自然と滴下してくれる。今日は風が強かったので、ちょっと目を離したスキに飛ばされてしまった。(^^ゞ

カストロール SP Touring今回入れたオイルは、カストロール SP Touring 15W-40。近所のスーパーで1缶あたり830円程度で買える、「とりあえずオイル入ってます。てんぷら油じゃありません。」的な鉱物油である。(ちなみに、てんぷら油なら¥180/L程度である。エンジンオイルって高い・・・)
インストラクションによれば「化学合成油を使用しないこと」程度の指示なので、こんな程度でよかろう。
2~3分暖機してオイルレベルを確認する。ピッタリ2缶2Lで足りた。

Odo : 39,775km (前回のオイル交換から3,348km)


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