NC700X

ホンダの世界戦略車、NC700X
GSの猿真似だの何だのと話題になっているので気になっていた。
なんてたって、400ccより低価格ってところが。
安かろう悪かろうじゃないの?という気がしなくもない。

・・・とそこへ、W氏から試乗のお誘いメール。
天気が少し気になったものの昼間は特に予定が入っていないので、二つ返事で行くことに決めた。


近所の販売店に15時前に行ったところ、雨上がり直後で路面がウェットなためか、やんわりと断られた。仕方なくスペック等の情報を店内で確認していたら、まあ大丈夫でしょう、ってことになって試乗開始。
足つきは違和感なし。F650GS Twinのハイシートと同等かな。

エンジンを始動した感じはごく普通のツイン。まあ、排気量670ccだからね。
動き出してみると低回転域の力強さを感じる。こりゃ街乗りに便利だわ。

街中での試乗なので高回転域まで引っ張ることができなかったのが残念だが、良くも悪くも「ホンダのバイク」だと感じた。ツーリング車としてかなり気になる存在になった。

F650GSにさしたる不満はないので敢えて乗り替える理由がないだけで、車検とか故障というトリガーがあれば十分選択肢になる。造作も、思いのほかに品質高めである。タマ数が豊富になりそうなので、社外品や純正オプション品の拡大も期待できるんじゃないかな。

問題点は、世間で言われているとおり、給油口の位置だ。オプション品で 穴を開けたリアシート と フューエルキャップのエクステンション が出ることを期待しよう。

それから、ヘルメットが入ると評判のフロントラゲッジスペースだが、オフメットはツアークロス2/ホーネットとも入らないことを確認した。システムヘルメットは入るらしいが、なぜあと少しを頑張れなかったんだろう?せいぜい2cm広げればいい程度だろうに、不思議だ。

その後、ついでにCBR250Rにも乗ってみる。
東京モーターショーで出展されていたCRF250LのベースエンジンはCBR250Rと共通って話が興味をそそる。

動き出してみるとやっぱり250ccだと感じるのだが、8000回転ぐらいまで引っ張るとエンジンの何かが弾ける印象を持った。なるほど、ぶん回すタイプなんだな。こちらもホンダイズム全開であるが、意外に楽しい。これはCRFが楽しみ。

ちなみに、ショップスタッフによれば、CRF250LはCBR250Rほどの高回転型じゃないそうだ。