十二沢橋

2003年09月27日初訪
湯田中から志賀高原方面へのアクセス路である国道292号、かつては一般有料道路の志賀草津道路(横手山料金所:現在の硯川除雪基地~上林料金所:現在の上林チェーン着脱所)であったが1992(平成4)年11月に無料開放、長野オリンピック(1998年)に向けて改良工事され、この巨大ループ橋が作られた。1996(平成8)年竣工。

すぐ下(現在の志賀高原ロマン美術館裏手付近)には長野オリンピックでスノーボードの会場になった「かんばやしスノーボードパーク」があった。また、十二沢橋と上林チェーン着脱所の間には1980年開業・1986年閉鎖の「安南平スキー場」への分岐もある。

上りでここを通過すると「いよいよ志賀草津道路の始まり」という印象があるが、下りでここを通過するときはヘアピンの多さにバイク酔いしていることさえある。緑に囲まれた、何もない場所。

橋は巨大すぎて、全景を見ることができない。
ループの上と途中に旧道が微かに残っているので、近いうちに再訪、再撮影したい。


2014年9月15日再訪。
相変わらず殺風景な場所で、旧道を辿るのは極めて困難な状況だが、「峠の三十三観音」というハイキングコース?が整備されていることに驚いた。

路線国道292号
所在地長野県下高井郡山ノ内町平穏
回転度315度
完成時期1996(平成8)年
実走行日2003-09-27
全景写真
2003年09月27日撮影


2014年9月15日撮影

魚眼レンズでようやく全景を撮影できた。

ループの上にある擁壁。これを壁伝いにたどっていけば、それが旧道のはずなのだが、こんなに草が生い茂る中を探訪するのは自殺行為だ。

前回訪問時は、雑草が生い茂っていてループ中央部に立ち入れなかったはずだが、今回11年ぶりに通ってみたら、志賀高原 西国三十三観音(「峠の三十三観音」というハイキングコース?)が整備されており、ループ中央部にあるのは第三番・千手千眼観音と解説されていた。

十二沢橋建設前後を空中写真で比較

Before
After

左:1977(昭和52)年08月07日国土地理院撮影
右:2013(平成25)年10月14日国土地理院撮影

上記4枚目の写真の中央に延びる道が旧道であることがわかる。