尾倉ロータリー(ラウンドアバウト)

JR八幡駅南口から南の帆柱公園・皿倉山に向かって延びる道路(国際通り)にあるロータリー交差点が、改修工事を経て2017年3月1日午前10時からラウンドアバウトとして運用されている。

元々は小伊藤山という標高50m程度の山があったが、戦後復興の土地区画整理により切り崩され、八幡復興のシンボルとも言える道路が新設された。また、太平洋戦争末期の八幡空襲で小伊藤山の防空壕に避難して犠牲となった人々の慰霊塔が交差点北西隅の公園に置かれている。

ロータリー交差点の時代は環道が部分的に2車線になっていたが、ラウンドアバウト化に伴って1車線に絞られている。この交差点の交通流調査の結果これでよいと判断されたのだろうが、今後の交通量次第では環道部分を2車線にする可能性はあるだろうか。

訪問したのはラウンドアバウト運用開始から2ヶ月という時期であったため、まだまだ工事が続けられていた。加えて、交差点南西隅の市施設群建て替え工事が長期に渡って行われていて、交差点全貌を確認でできるようになるのはもう少し先になりそうだ。

カテゴリーラウンドアバウト
路線市道桃園尾倉1号線/市道西本町帆柱2号線
所在地福岡県北九州市八幡東区西本町4丁目
完成時期ロータリー交差点:1953(昭和28)年
ラウンドアバウト:2017年3月1日
実走行日2017-05-02
全景写真
尾倉ロータリー(ラウンドアバウト)全景拡大する
尾倉ロータリー(ラウンドアバウト)全景。ロータリーの東側に架設されている尾倉歩道橋から撮影。
青看板はラウンドアバウト化以前に掲げられていたもののまま拡大する
南側から眺める。青看板はラウンドアバウト化以前に掲げられていたもののままになっている。
2枚目の写真の位置から20mほど南に設置されている警戒標識「ロータリーあり(201の2)」はなかなかの年季物である。
西側から眺める。警戒標識「ロータリーあり(201の2)」と補助標識「ラウンドアバウト」の組み合わせは珍しい。
北側から眺める。ラウンドアバウト化前は2車線だったが、1車線に改修された。
歩行者が多い交差点であり、周知のための看板があちこちに掲示されていた。
工事は通勤時間帯を避けた昼間と夜間の二部制で行われていた。