北海道ツーリング Day 3 (忠類-裏摩周-納沙布岬-羅臼)

04:00に目覚めるも、天気は今ひとつすっきりしない。テントのフライシートが微妙に濡れていて撤収の判断を鈍らせる。とは言いつつも、忠類村で3泊もするつもりはないので、撤収にかかる。そして06:00に出発。
オネトップ林道入口の鹿除け柵幕別までまっすぐ北上し、池田からふるさと銀河線沿いに走る。本別の市街地でr658に右折し、オネトップ林道を目指す。舗装路が切れた地点に、鹿除けの柵がある。念の為、ここで携帯電話をチェック。もはや圏外のようだ。先に進めない状態になる前に撤退を決意しなければならない。


柵を過ぎて、段々とぬかるみ度が増してくる。そして柵から2kmほどの地点で行く手を池がさえぎっている。ルーティングミス? と思ったが、そうではなく、昨日までの雨でできあがった水たまりのようだ。ウォータースプラッシュ区間は数十mはありそうだ。深さがわからないので、早々に撤退を決意。しかし、引き返そうにも泥で足元が定まらず、切り返しに苦戦。こんなところで倒したら起こせないし、他の車の通行も期待できそうにない。慎重に、そして熊が出てこないように時々ホーンを鳴らす。なんとか舗装区間まで戻り、休憩ポイントを探すが、結局、足寄駅まで走ることに。

足寄の星、松山千春足寄駅はふるさと銀河線の駅と道の駅が併設されている。ドッチがメインなのかよくわからないが、待合室には、足寄の名産ラワンブキを手にした松山千春の等身大ポスターが飾られている。うーん、何ともコメントしがたい。松山千春にはあまり興味がないので、駅の上にある博物館? には寄らず、とりあえずR242を北へ向かって走る。その途中にあったのが、Moblog投稿のとおり あいかっぷ である。

ラリー・ジャパンのSS、パウセカムイ入口すばらしく整備されたr621を通り、R241へ抜ける。途中、ラリー・ジャパンのSSで使用される「パウセカムイ」を走ってみる。少し砂利が浮いているところもあるが、概ね締まった路面なので、ダートであることに不安はない。しかし地図に載っていない道だけに、どこへ出るのか不安がつきまとう。納沙布岬を経由して羅臼へいくつもりであることを思い出し、3kmほど走った時点でピストンすることにした。

これがラワンブキ畑 この太さ
R241をほんの1~2分走って、すぐにr664に右折してラワンブキ圃場へ向かう。北海道全域で言えることだが、この季節は道端に大きなフキがたくさんある。それのもっと大きいものがラワンブキらしい。大きなラワンブキのモニュメントが目印の観光圃場でScarverを降り、しばし散策。

ラワンブキを見た後、そのままオンネトーに向かって走る。ツーリングマップルのとおり、途中ダート区間があったが、多少くねくねしてはいるものの道幅が広いので快適に走行できた。オンネトーはあいにく曇り空のため、変化する色を眺めることができなかったが、予定時刻を大幅に過ぎていることに気付き、そそくさと出発。阿寒湖は湖岸を走りながら眺めるにとどめ、裏摩周へ向かう。

中標津町内の標識r885の途中で発見した標識がコレ。養老牛温泉と開陽台はわかるが、最下段はドコへ行くんだろう? と考えてしまった。日本人として、返してもらいたいことには同意するのだが。清里峠から裏摩周までの道のりは、ルピナスの花があちこちに咲き、新緑が青空に映え、最高の気分で走ることができた。裏摩周はやや霞がかった状態ではあるが、すっきり晴れ渡る湖面を眺めることができた。ただ、周囲にいた強烈かつ大声な河内弁オヤジ集団が、その風景を台無しにしていたような気がする。

メロディロード裏摩周の後、開陽台や北19号に感動しつつ、話題の道 メロディロード へ向かう。場所は標津町、町道川北北7線である。路面から「知床旅情」を聞くべく、3回走ったが、ダメ。トンネルの直前の路面に刻まれたグルーブで「ゴォー」という音が聞こえるんだから、ここで聞けてもよさそうなものだが、バイクで聞くのは難しいようだ。

カツゲン地図でr774を見つけて 記念撮影しに行く 余裕もあったりするが、ちょっとあちこち立ち寄って遊びすぎ。このままだと納沙布岬で時間切れになりそうだ。眠気払いのセイコマ休憩では、「北海道に来たら一度はカツゲン飲まないとねー」と思いつつ、500mlなんて大きいのを飲む勇気はない。ま、1回飲めばそれで十分なんだが。

国道最東端バタバタしながら根室へ。つい8ヶ月ほど前 国道最西端 を訪れたが、今度は国道最東端。が!R44の起点標識を探したが見つからん!! 周辺道路を見てみるが、見当たらない。ま、ここで時間を浪費するのもバカらしいので、適当に写真を撮って納沙布岬を目指す。道端に立つ看板「最東端」のオンパレードに苦笑しつつ、どんどん深くなる霧、どんどん下がる気温にあせる。手元の温度計はついに8℃を示す。夏の昼のさなかに1ケタの気温は勘弁して欲しい。激しい霧のためハザードを点灯させながら走るも、速度は30km/hが精一杯。ようやく納沙布岬にたどりつくも、視界2~3m程度で写真は撮れず。

すっかり遅くなったが、なんとか日没までに羅臼でテントを張りたくて、R244を爆走する。18時を過ぎると、前にも後ろにも車もバイクも見当たらない。途中のPAで小休止している間も通過車輌がない。たまに150km/hぐらいで私を軽々と追い抜いていく軽自動車があるぐらい。(←コレ、結構ヘコむ出来事。)

北海道といえばやきそば弁当なんとか19時までにホクレンでの給油とセイコマでの食料確保を終え、キャンプ場にたどり着く。夕食は、さすがにイチから手作りする気分的な余裕がないので、北海道限定の「やきそば弁当」にする。なんと塩味が出ていた。セイコマでは「やきとり」も売られており、予期せず函館の味もGET。納沙布岬の低温で体力を一気に奪われたか、20時には熟睡となった。

Day 4 へ続く …


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