奥会津セカンドバイクオフ2012初夏

次こそ田代山に登ろう、登るなら6月。と決めていた。湿原の花を見たいからだ。
内輪で日程を決め、宿を予約する。入梅の頃なので天気が心配だが、初心者は山開き前の山行は避けるべきだし、7月になると暑くて死ぬ。

が、前回と同じ展開。
6日前までの週間天気予報では晴れ時々曇りとのことだったのだが、5日前あたりから微妙な雲行きに。
そして前々日の予報では、土曜は本気の雨が降るって。日曜は曇りらしいけど、どうしたものか。
前回の反省から、とにかくバイクで出かけることにするが、雨が降った直後の林道なんて走る気にならんのでハイキングは前日夜に中止決定。


6時に目覚める。なんと、降っていないではないか。
まったくパッキングをしていなかったので、そそくさとスタンバる。
あとはカッパを着るだけ、の状態でバイクカバーを外すが・・・外している最中にポツポツと。
残念、スタンバイがあと10分早ければ。

雨が降りだしてしまえば同じ。
1時間ほどだらだらしてから出発する。

R121とR352の三叉路は会津線の山王川橋梁が架かる。国鉄の時代に架けられたアーチ橋だ。
橋の写真を撮っていたら、偶然電車が。

さらにR121を北上すると、ほんの1kmほど、七ヶ岳登山口駅のすぐ南にもアーチ橋が。
さて、これは何て言う橋梁なんだろう?

以前から気になっていた駒止峠旧道を訪ねる。
1982年まで現役だったとは思えぬ酷道っぷりである。
時折開ける展望が素晴らしい。会津駒ケ岳だろうか。

「40高中」も豊富に残っていた。(詳しくは、そのうちRoadJapanで紹介されると思う・・・ています。後で知ったことだけれど、ほぼ同じ時間帯に現地を訪れ、おそらくすれ違っていたにも関わらず挨拶していないという稀有な事態が。ここに「40高中」が残っていることを知ったのはRoadJapanさんのつぶやきだったのですが。)

同じく以前より気になっていた岩本橋旧橋を眺めた後、前沢曲家集落に立ち寄る。ここは大内宿のような宿場町ではないのだが、古くに建てられた曲家を大事に遺している。基本的に商売っ気のない集落なので、維持協力金を払って入場するのだが、これは好感が持てる。

生活感のあふれる街並みをほんの20分ほどで巡る散策ルートの後半にはしょうぶ畑が。いまはカキツバタが盛りであった。

散策ルートの終わりにあった、シャクヤクと水車小屋。
重要伝統的建造物群保存地区に指定されたのは昨年6月20日。聞けば「そうなんですよね~」程度の反応、1周年記念で盛り上がるわけではないのがよい。朴訥としているのが似合っている場所なのだ。

宿はいつもの福本屋。
イワナづくしを堪能し、骨酒で昇天。

翌朝目覚めると、雨。
だらだらとスタンバイしているうちに晴れてきて、絶好のツーリング日和に。
ぐるっと檜枝岐を遠回りして、R352旧道中山峠へ。
手前に何かの看板が出ていたが、よく読まずに進んだら。
軽量トレッキング車だけなら強行突破する可能性もあるが、みんなトップケース付きだし、重量車もいるので安全策を。

その後は、いつもの県道63号を経由して、

上河内SAスマートから東北道へ。
田代山には登れなかったけれど、なかなか楽しい2日間であった。
奥会津、まだまだ走り足りぬわ。

走行距離 : 566km
給油総量 : 19.30L
平均燃費 : 29.33km/L

もう少しタンクが大きかったらなあ。