首都高2人乗りを規制するのなら…

首都高2人乗り規制は既報 ( 12月8日のエントリー ) そのままだった。
もはやアレコレ言ったところで覆るとは思えず。少なくとも2年はこのままだろう。
まぁ、規制反対の声が小さかったとしか言いようがない。
でも、規制するのは東京都公安委員会であり、取り締まるのは警視庁である。
首都高速道路公団としては、自分の営業道具にそんなケチをつけられて黙っているのだろうか。戦略的企業なら、徹底的に抵抗するか、或いは逆手に取ってマイノリティに対するサービスを充実(=コストがあまりかからない)させ、それを積極的にアピールする姿勢を見せるもんだ。そうすることによって、マスコミへの露出も増える。
そこで、首都高速道路公団にやってほしいこと。

2人乗り規制区間をタンデムで通過する場合、規制区間は道路公団が同乗者を無償で輸送します。

ってのはどうだろう? 車内サービスは当然タクシー並みかそれ以上。(っていうか、タクシーを呼ぶんだろね。)
こうすることで、俺とTDM850の記録 さんが 指摘 する、タンデムで走ってきたバイクを一般道に放り出すこともないし、通行料金を二重払いさせることもなくなる。
このサービスを利用することを目的にタンデムで乗り入れようなんてことは考えにくいし、ノンストップで走れない不便さは残るから、サービス利用者が多くてコストがかさんで経営を圧迫するなんてことにはならないだろう。
高速上でタクシーに乗車下車する安全を確保できない、なんてことを言わずに(そんなのは少し考えれば十分クリアできるはず)、利用者の立場になってどうすることが便利か(不便さが少なくなるか)考えてもらいたいものである。
一方、肝心の2人乗り規制解除の方向性だが 東京都心における首都高速道路のあり方委員会 で検討されている、バイパスや新線/代替線建設の概要確定とリンクしそうな気がしてならない。そうなると、2人乗り規制解除は15年先か?
ちなみに、この資料の中に面白い記述があった。

首都高速道路に比べて事故率の高い一般道路を利用する交通量が増加するため、交通事故の増大につながる

ソース : ビジョンの実現に向けた可能性の検討-ケーススタディ- 2ページ
なんや、やっぱり一般道のほうが危ないって、道路公団もわかってるやんか。


One Comment

  1. いつもながら柔軟でスルドイ着眼点と発想には、目からウロコがはがれっぱなしです。
    首都高公団は、この案の爪の垢くらい飲んでから民営化にのぞんでほしいですねー。
    >首都高速道路に比べて事故率の高い一般道路を利用
    >する交通量が増加するため、交通事故の増大につながる
    都公安委にそのまま読ませたい。
    反対意見を出すときには、ぜひ引用したい資料ですね。

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