XVにいろいろ取り付け(バックカメラ編)

スバルXVの社外オプション取り付けシリーズもいよいよ大詰め。
ついにバックカメラを取り付ける。
カメラは、中華製完全社外品も候補になったが、確実性を優先してカロッツェリアのND-BC7を選択。
ND-BFC200やND-BC100Ⅱのような映像処理によるハイアングルモードに心を動かされたが、ここは大人の選択だ。

カメラ自体はポン付けなのだが、ナビ取り付けの際にリアゲートの内装を剥がしただけで心が折れた。車内にケーブルをどうやって引き回そうか、考えただけでクラクラする。実作業に入る前に、しっかり作業設計をやっておくこと必須だ。

じっくり考えてみたが、ケーブルの車内引き回しは難易度が高過ぎる。とりわけ、カーテンエアバッグの膨脹を妨げない位置がよくわからない。一方、事前調査でわかっていたのが、B型からバックカメラ用の車両ハーネスが装備されているということ。

なんとかこれを使えないか。
だが、いかんせん、リセプタクルハウジングの品番もピンアサインもわからん。

半ば諦めかけていたのだが、偶然見つけた静岡のカーショップ・アーティファクト。なんと車両ハーネスを流用できる変換ハーネスを売ってらっしゃる。これはまさにワタシが必要としているものであり、内装を剥がす面倒を考えれば価値あるお値段。

先日、ドライブレコーダーを取り付けた際にインパネを外したので、ついでにこのインパネ側変換ハーネスとバックカメラ変換ケーブルを接続してサイバーナビに挿しておいた。今日は残りのリアゲート回り作業を行う。

まず、リアゲート内の車体ハーネス出力電圧を確認しておく。
当然と言えば当然だが、インパネ裏で12Vだったんだから、ここでも12Vのままだ。
ここで、仮付けしてカメラの正常動作を確認しておく。

必要なものを単純につなぐと右図のようになるのだが、リアゲート内に合計10mものケーブルを何の処置もなしに突っ込むのは下品だ。

とは言え、各所で使われているリセプタクルハウジングの品番も、その内部のコンタクトピンの品番もわからないので、直接接続できるようにハーネスを自作するのはムリ。転用できるものは極力転用する方針で臨む。

【処置その1】
アーティファクトの変換ハーネスと、カメラ電源ボックス(ND-BC7に付属の、12Vを2.5V?に降圧する変換器)の車体側ハーネス(右図の3.0mのもの)を短縮接続する。ポイントは、映像信号を流す同軸ケーブルの短縮化。どう表現すればいいかわからない(かつ、これが今回の作業の最大の目玉)けど、リセプタクルハウジングを活用するには途中のケーブルを短くするしかないということ。スマートなやり方がわからず、力技でつないだ。面倒でもRCAプラグを使うべきだったかな・・・?

【処置その2】
電源ボックスのカメラ側ハーネスの6.5m部分を使わなくするための、リセプタクルハウジング交換。バックカメラから出ているケーブルは5ピンのハウジングが使われているが、電源ボックスに挿す部分は4ピンのハウジングが使われている。つまり、ハウジングを交換すればいいだけ。事前にハウジングのピンアサインをメモして、精密ドライバーでコジッてコンタクトピンを外す。(って簡単に言うけど、実際には大人の眼のために結構苦労して外したのはナイショ。)

再び正常動作を確認してから、カメラをリアガーニッシュに取り付ける。リアガーニッシュを一度取り外す必要があり、そのためにはリアワイパーのモーターアセンブリを外さねばならず、また、リアガーニッシュの取り付けネジを回すために8mmのディープソケットがあったほうがよい。

当初のイメージではカメラの台座をリアガーニッシュに埋め込んで・・・なんて美しい処置を想像していたのだが、台座とカメラの間にそんなクリアランスがない。作業場にドリルを持って来なかったこともあり、台座を両面テープでリアガーニッシュに貼り付けるだけにしておく。後日あらためてM2程度のカラーネジで取り付け補強しておこう。

リアゲートの内装裏側温度は、真夏には80℃を超えるかも知れない。そんな高温になる場所に電源ボックスを隠していいのか疑問だが、車体に直接取り付けなければ大丈夫だろう、と勝手に判断して、車体ハーネスにタイラップで固定する。

リアゲートの内装を戻して、ナビ本体でガイドラインのを設定する。これが何気に難しい。そして、友人のクルマに同乗したとき等に予測後進進路の線が出るのを見ていたので、それが標準機能だと思い込んでいたが、いくら設定項目を探してもそれらしきものはなかった。
少し冷静に考えればわかることだけど、舵角信号を入力してないんだから当然だわな。
と同時に、その友人はメーカーオプションのナビを取り付ける太っ腹なヤツだったことに気づく。

これで大物のオプション取り付けは終わり。
次に「いろいろ取り付け」を書くとしたら、ダッシュボードへのUSBポート増設かな?これは難易度がかなり高いんで、実現するか怪しいけど。