ホーン交換(失敗編)

納車されたときから、250ccっぽい 貧弱なホーンの音 に少し不満があった。
街中では滅多に鳴らさないのだが、山中では頻繁に使う。ブラインドカーブの向こうから、車やバイクが近づいているかもしれない。センターラインをはみ出してくる行儀の悪い人もいる。人が運転してるならまだナントカなるだろうが、クマ・シカ・イノシシがいるかも知れない。何しろ、ケモノは突っ込んでくるからなぁ。名鉄の「どけよホーン」が欲しい。
そんなことを気にしてさっさと交換しようと思いつつ、2年と8ヶ月、33,400km走っていた。
先週土曜、所用のついでにNAP’S足立店に立ち寄ったとき、PIAAのホーン が目に留まった。別にPIAAに思い入れがあるわけではなく、むしろ BOSCH の方が… という気もするが、なんとなく吸い寄せられた。製品は400Hzと500Hzがあるという。値段は思っていたよりも安い。
このときとんでもない誤解をしていて、異なる周波数のホーンがある場合は2つセットで装着しないと(つまり、ダブルホーンにしないと)音が鳴らないと思い込んでいた。シングルをダブルにすりゃ、音は「ぷぁ~ん」といい和音になるかもしれないが、どうやって電源を分岐する? 電力消費は大丈夫? 等、疑問点がいくつかあったので買わずに、帰宅後せっせとネットで調べた。
そうこうしているうちに、K氏@F650MLがPIAAのホーンを買って、特に苦労せず付けたという情報を得た。おぉ、Fに付くのか。 (後注:この時点では、FunduroとScarverは構造がだいぶ異なることに気付いていない・・・)
いよいよ買う気になり、装着場所を具体的にチェックしたところ、ダブルホーンにするには少々手を入れてスペースを作る必要がありそうだ。ダブルホーンにするならリレーを介するのが吉、とのM氏@F650MLからのお告げもあった。リレーをかますことは問題ないが、雨が吹き込むような場所に野晒しでリレーを放置するわけにもいかず、どこに格納しようか思案するのを諦め、とりあえず今回はシングルでいくことにした。


20日(土)夕刻、NAP’S足立店に再び行き、400Hz(低音のほう)を入手。純正品は335Hzである。ついでに、何がどうなるかわからんので、近所のホームセンターで 平型端子セット・6set を買っておいた。
21日(日)、昼前から外出しなければならないので、8時前から作業開始。迂闊に鳴らしてしまうと近所迷惑になる(何度も鳴らすと通報されるかも)ので、慎重に作業を進める。
まず、バッテリーのマイナスをはずす。
その後、サイドカバーをつけたままの状態で、ホーン本体をフォークブリッジに取り付けているトルクスをゆるめようとするが、どうにも手が入らない。15分ぐらい格闘の末、あきらめて左のサイドカバーをはずす。
ノーマルホーンの取り付け状態
ハンドルをまっすぐにし、どのぐらいの余裕空間があるのか、あらためて確認する。 あぅ!すきまが殆どないじゃないか!
一応、ノーマルのホーン本体をはずして、購入したホーンを仮止めしてみる。ハンドルを左右に切ると・・・ OTL ・・・ガリガリ当たる。どころか、ハンドル切れん。

じっくり見てみると、カタツムリ形状のラッパ部分が邪魔してるだけでなく、本体とフォークブリッジを結ぶステーも長すぎるようだ。こりゃ、結構工作しないと付かないな。
本体のラッパを削り、ステーを切り、一体型ケーブルを端子に交換する必要がある。
やっぱり純正品を侮ってはいかんな。
というわけで、すごすごと復旧。
さて、再挑戦はいつになることやら・・・


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