久々に、銚子~犬吠埼へ。
前回はGPSで千葉県を描こう! Part2のときだったので、かれこれ3年も前になるのか。
今回は何かと話題の銚子電鉄がメイン。
・・・って何屋さん?鉄道屋?いや、たぶん・・・煎餅屋さんだと思いマス。
「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」
という名コピーで?メジャー鉄道の仲間入りを果たした銚子電鉄なのです。
「ぬれ煎餅(せんべい)」の販売などで経営危機を脱した千葉県銚子市の銚子電鉄(営業距離6・4キロ)が27日発表した2007年3月期決算で、煎餅の売上高に当たる営業収益が前期比約1億円増の約2億8000万円に上ったことが分かった。
元社長の横領事件が引き金で経営難に陥った同社は昨年11月、ホームページで「電車運行維持のために『ぬれ煎餅』を買ってください」と呼び掛けると、直売やネット販売などで1日当たりの売り上げが約78万円にもなった。
乗客数も前期比約6万人増の約71万人だった。
ソース : 日刊スポーツ 2007年6月27日記事
というわけで、煎餅を買いに行くための足として、あるいは、副業として、電車も走らせているらしい。(爆)
そして、驚くことに(というほどのことではないが)、ほぼ中間地点にあたる海鹿島駅は関東最東端の駅らしいのだ。海芝浦駅となんか関係ありますか?と思ってたら、「うみかしま」ではなく「あしかじま」と読むことが判明。
人生の端っこを生きている人間として、端っこには大変興味がある。これは行っておかねば。
そんなワケで、日本中から注目の的になった銚子電鉄。ネット上では「商い上手な近江人」 – 1928年(昭3)生まれ、滋賀県出身 – 銚子電鉄 デハ701系なんて表現されたりして、もう、ワケわからん。ともかく、写真を撮りまくってきたので報告~
まずはJRと接続している銚子駅。もともと風車の羽根がついてたらしいけど、台風だかなんだかで吹っ飛んだのか外したのか、それ以来、羽根がない状態らしい。オランダ風車を模した待合室らしいが、なんでオランダ風車なの?銚子となんか関係あるのかね?
ワンマン運転なので、運転席からホームが見えるようにホームにミラーが取り付けられています。
が、車両本体にバックミラーを取り付けたほうがいいように思うんですけどね。ワンマン路線ではどっちの方式がメジャーなんでしょう?
銚子電鉄は単線。営業キロは6.4km。細いレールの上をガタゴトと走ります。よく揺れるんだな、これが。この日に乗った電車は満員。なんで銚子くんだりまで来てラッシュを経験せんといかんの?ってな込み具合。みんな同じ思いかと。
中吊り広告もあります。なんと手描き。めっちゃローカルな広告ですが、見てて楽しいしほのぼのする~。
終点である外川駅までの乗車時間は約10分。意外に早い。外川駅がNHK朝ドラの澪つくしに登場した、と駅前にある看板で紹介されてます。へぇ。舞台は銚子やったんやね。当時朝ドラを見てたのかどうか記憶にないけれど。
犬吠駅から少し離れた小高い山に「地球の丸く見える丘展望台」ってのがあります。ここまで来てみて思った。おぉ、ココ来たことあるやん!4年ぐらい前やったかな?BMW BIKESのマイレッジキャンペーンで出題されてたココドコのポイントがすぐ近くでしたな。
外川の駅前で「プリンのような伊達巻寿司」ってフレーズを見て、何のことやら???と思ってた。予備知識なく、ともかく食わねばなるまい、と思って、なんとなく行列ができていた「島武」に並んで入ってみます。味はそこそこ。ネタがデカい。なんだこのタコは?てな感じ。帰宅後に調べてみたら、まさに「シャリからあふれてしまう特大のネタ」を売り物にしているらしい。
銚子電鉄周辺はとにかくテツテツテツテツ・・・子連れの母親がコンデジでパシャパシャ撮ってる。最近は鉄の母親ってのも増えてきてるのかな?
笠上黒生と書いて「かさがみくろはえ」と読みます。上りのホーム?には留置線があって、とてつもなく傷んだ廃車の車体が置かれています。ここはビッグサンダーマウンテンかよ!とつっこみたくなるほどに、ほどよく朽ちてます。
銚子電鉄のカメラポイントのひとつ、本銚子駅にかかる橋、清愛橋(せいあいはし)から外川方面を眺めた写真。緑がほどよく残されて気持ちイイ~
えーっと。これが噂の「デキ」なんですね。ただし、上信電鉄の「デキ」とはメーカーが違うそうな。応援歌なんてものもデキてたりする(笑)
ちなみに、この日の行程は・・・
銚子駅~(電車)~外川駅…(周辺散策)…外川駅~(電車)~犬吠駅…(地球の丸く見える丘展望台まで徒歩)…犬吠駅~(電車)~君ヶ浜駅…(君ヶ浜まで徒歩)…君ヶ浜駅~(電車)~海鹿島駅…(徒歩)…西海鹿島駅…(徒歩)…笠上黒生駅…(徒歩)…本銚子駅~(電車)~仲ノ町駅~(電車)~犬吠駅
徒歩の距離、なんと6.4km。奇しくも銚子電鉄営業キロ数と同じでした。
ローカル私鉄に乗るのって、意外に楽しいですね。