ロータリー交差点

宜野座村国際交流村

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かつてこの地にあった国際交流村、その入口と敷地内に3枝接続の円形交差点がある。ただし、国際交流村自体は既に閉鎖されており、円形交差点としての機能は失われている。

1986(昭和61)年から運輸省が主導して、外国人観光客が安心して日本各地を一人旅できる環境を整えるために「国際観光モデル地区」を指定、最終的に39道県で42地区が整備された。

国際観光モデル地区
海外に紹介しうる観光資源を有する観光地であって、外国人旅行者受け入れ体制の整備に熱心な地域を指定
国際交流村
国際観光モデル地区において、外国人旅行者に対する地域の自然、文化、歴史等の紹介や外国人旅行者が伝統的生活文化を体験するための施設、イベントを通じて、外国人旅行者と地域住民の交流を図る場として整備

宜野座村も名乗りを上げ、バブル経済真っ只中の整備・建設となった(こんなことをやってるから実体のない経済成長になったのかも知れない)。円形交差点は昔からあったものではなく、このときに新設された。

この土地の開発経緯を見ておこう。

1952(昭和27)年 琉球列島米軍政府(USCAR)が山林原野の土地を接収、米陸軍の訓練施設 キャンプ・ハーディー として運用開始
1975(昭和50)年03月 米軍基地再編統合の一環で返還され、不発弾処理や施設撤去を経て地主に返還
1976(昭和51)年頃 クロレラブームに乗る形で大日本クロレラ製造が工場を建設、しかし翌年に他社製品による光過敏症(皮膚炎)事件が発生して多くの新規参入企業が短期で撤退
当地撤退の詳細情報が不明だが、大日本クロレラ製造はそのひとつかも知れない
1991(平成03)年 国際交流村の建設着工、1993(平成5)年完成
2013(平成25)年度 国際交流村内の国際交流センターを一時休館
2015(平成27)年度 国際交流センターを解体
2022(令和04)年 正式に施設廃止

参考資料1に掲載されていた当初計画と現在の付近空中写真を比較してみる。

Before
After

設置場所は違うものの、当初から入口に円形交差点を設けることが決まっていたことがわかる。

交差点情報整理

路線敷地内道路
所在地沖縄県国頭郡宜野座村字松田 [Google Maps]    [地理院地図]    [Mapion]
完成時期1993(平成05)年
実走行日2026年04月24日

現調レポート

宜野座村国際交流村入口の円形交差点を西側から眺める。回転方向は案内されていないが、環道が狭いので自然と右回りになるんじゃないか?

北側から眺める。この奥にもうひとつの円形交差点があるが、写真撮影した背後にゲートがあって施錠されているので侵入はやめておいた。

東側から。当然に警戒標識「ロータリーあり(201の2)」は設置されていない。

    参考資料

  1. 国際観光レクリエーション地区計画調査(1989年3月/財団法人日本観光開発財団)
  2. 観光の状況に関する年次報告 平成5年度(1993年/国土交通省)
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