クルマを持つようになったらやってみたかったことの一つ。
「車載カメラでのの字走行映像の撮影」
もちろん、それだけではなくて、日本も訴訟社会になりつつあるので、それなりの対抗策を用意しておかないと、と考えていた。
当初はGoPro HERO3を車載する想定でいたのだが、外部給電を開始するだけではカメラ電源はONにならないらしい。つまり、クルマのキーをACC乃至はONにしたところで、手動でカメラの電源を入れる必要がある。毎回乗車の都度にカメラの電源をONにできるほどキッチリした性格ではないので、ドライブレコーダーの用途としては不向きだということだ。
まあ、いまドキの商品なので、外部給電が開始されたらカメラ電源をONにする仕組みを自作することは十分可能だと思うけど、そんな技術力はないし、それができるようになるまでに勉強する費用はGoPro HERO3+ Black Editionを2つぐらい買えることになりそうな気がするので、ドライブレコーダー専用機を購入することにした。本当は、EyeSightにドライブレコーダーの機能が付いていれば何の問題もないのだが。隠し機能として装備されてると想像するけど、そんな情報は門外不出だろうな。
ドライブレコーダーとして求める機能はインパクトがあったときのイベント記録だけなのだが、記録に残したい景色もありますわな。そういう印象に残る景色は、だいたい場所も覚えていることが多いのだが、それはいまの身体能力であって、1年後には短時間で揮発するようになっているかも知れない。そんなわけで、位置情報を同時に記録してくれることが大事。位置情報なら一日の長、GARMINでしょ。
ということでターゲットはGDR32に絞り込んだ。
丁寧に探せば安売りしている店もあると思うのだが、いかんせん代理店が某社だし。
オークションで、およそ3割引きで出品されているのを見つけて迷わずポチる。
取り付けは簡単。
EyeSightの正常動作のための、アフターパーツ設置禁止エリアを確認して、ルームミラーの裏にマウントを貼り付け、内装の裏側にUSBケーブルを押し込みながらインパネ裏でシガープラグを増設ソケットに接続する。
現時点では、ソケットを増設するには至らず、インパネ下のソケットに挿し込んでおいた。
増設ソケットは、今年9月にF650GSから取り外した二口ソケットを転用するつもり。(つまり、まだシガーソケットが必要な何かがあるってことだw)
GDR32取り付け後、所用で関西方面へ出かけた際の映像がこちら。
自動撮影中に静止画撮影ボタンを押すと保管される画像はこちら。このように、静止画にも位置情報が自動的に埋め込まれる。
速度がバッチリ表示されるのは自身への牽制になって、なかなかよろしい。(ということにしておく)
使ってみて初めてわかったこと。(ネット上に情報を見つけられなかった)
- トラックログは単体で記録されるのではなく、映像ファイルに埋め込まれている。2chのドラレコスレッドの有志が作成したNMEA形式に抽出するツールが貴重な存在かも。
- 映像ファイルは記録メディアが満杯になった時点で古いものから上書きされる。つまり、自宅発着のトラックログを全てGDR32で記録したい場合は、メディアサイズに合わせて映像の品質を調整する必要がある。microSDHC 32GBのメディアに最低解像度のWVGA(800×480)で記録しても36時間分しか残せないので、32GBのメディアは複数枚用意しておくべきか。或いは、トラックログ収集は別のGPSレシーバーで行うか。
- 映像ファイルを取り扱う付属ソフトの品質が低い。というか、GARMINらしくないソフトウェアなんだよな。日本独自のものか、謎。代理店のサイトで公開されているバージョンは3.50だが、購入した機器に同梱されていたものは3.70だった。