GPS / 地図

バイクで使うカーナビ(ソフトウェア編)

バイクで使うカーナビ(ハードウェア編)からの続き。
ディスプレイオーディオ(スマートモニター)は所詮モニターでしかなく、カーナビとしての機能はスマホアプリが左右する。要求仕様をしっかり洗い出して優先順位を見極める。

Android Auto / Apple Carplay 対応カーナビに求める機能

  1. モバイル通信不要
    当然。モバイル通信要なら1日で数百MBを消費しかねん。
  2. トラックログを記録・ダウンロードできる
    Garmin代替として必須。そもそもハンドヘルドGPSを使うようになったのはトラックログを記録したかったから。
  3. POIのインポート無制限
    我がPOI(Point of Interest:行きたいとこリスト)が6000件以上あるので手作業で登録するのは無理。
  4. ノースアップでナビを使える
    ヘッドアップだとナビに連れ回されている感じがして、自分がどこを走っているのかわからなくなってしまうのよね。
  5. できれば無料
    絶対条件ではないけれど、NAVITIMEの月額1000円(1年契約なら8900円だがノードロックライセンス)は地図品質との費用対効果がない。NAVITIMEの細やかな機能はツーリングライダーをよく理解していて嬉しいのだけれど。
  6. 地図にOpenStreetMapを使える
    OSMの最新化貢献にはOSMを使うと好都合。
  7. 地図のレンダーをカスタマイズできる
    ツーリングマップル®の配色に慣れきった身体には大切。

4までが必須機能で、候補はOsmAndとOrganic Mapsに絞られる。どちらもOpenStreetMapベースだ。

スクリーンショットを見ておこう。

OsmAndでツーリングマップル®風味にレンダリング
Organic Mapsで同じ場所を表示
NAVITIMEツーリングサポーター
Yahoo!カーナビ


バイクで走行中、どれが視覚的に判別しやすいか一目瞭然。これがGarminの頃からレンダーカスタマイズにこだわる理由だ。

有名どころのアプリで選外になった理由を挙げておくと、
NAVITIME:NAVITIMEツーリングサポーターはトラックログをエクスポートできない。自転車NAVITIMEならトラックログをダウンロードできるが自専道を案内しない。
GoogleMaps:オフラインマップに対応しているが、トラックログ記録には対応していない。ルーティングアルゴリズムは相変わらずゲロ道を候補にしてくる。致命的なのは「道がない」、目的地のラスト1マイルの道が描かれていないことが圧倒的に多いのだ。2019年3月に発生したGoogle Project Ground Truthのよくない結果がいまだに改善しておらず(おそらくGoogleは問題と認識していない)、Googleにもたれかかるのは危険だということをGoogle自身が体現してくれた。
Yahoo!カーナビ:モバイル通信必須。ソフトバンクやYモバイル回線ならこのアプリの通信量をカウントしません、なんて優遇措置があるなら回線を乗り換えるかも知れんのだが。

ちなみにハスラーMR52Sでの運用は、トラックログはスーパー地形(カシミール3D)で記録し、カーナビ機能はGoogle MapsまたはYahoo!カーナビで特に問題はない。運行時間が短いのと車で「探索」はほとんどやらないからだ。

4. ノースアップには微妙な問題があって、スマホで利用するだけならOsmAnd/Organic Mapsどちらもノースアップにできるのだが、Organic MapsをCarplayで使うとノースアップに切り替えられない。宗教上の理由で課金できない場合、普段はOrganic MapsをAndroid Autoで運用しつつ、アップデートを期待せずに待つのがよさそう。

ということで、7を優先するとOsmAnd、5を優先するとOrganic Maps。
ディスプレイオーディオ側がミラキャストに対応していれば無課金でOsmAndをキャストすればよいのだが、SRD5 Slimは怪しい中華アプリを介さないとキャストできない(=何かのフラグ)し、AIO-5 Playは対応していないようだ。

もっとも、OsmAndが有料だと言っても月額300円または買い切り5000円。NAVITIMEと機能比較すればタダみたいなもんだ。
っと、この記事を書くために情報を整理していたら不思議な状態を発見。2025年11月現在、OsmAnd50%OFFのキャンペーンが行われているが、購入するサイトによって値段が違う。

Maps+ Pro
Web 550円/年 または 買い切り5000円 350円/月 または 1450円/年
iOS 600円/年 または 買い切り5000円 350円/月 または 2000円/年
Android 500円/年 または 買い切り5000円 300円/月 または 1500円/年

※ Maps+の買い切りはクロスプラットフォーム(異なるOS)での利用は不可。

以上でレポートはひとまず終わり。OpenStreetMapのAdvent Calendarには微妙にそぐわない内容なのでこっちに投稿して問題なし。OsmAndのレンダーカスタマイズについて詳しいレポート(自分用のメモランダム)は気が向いたら書く。タイミングが合えばアドカレに書くかも知れぬ。

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