早朝、雨音で目を覚ます。そして、かなり冷え込んでいるようだ。温度計の表示は13℃だが、もっと寒く感じる。この雨ではどこにも行けないから再び眠りにつく。しかし午前7時、寝てられなくなってキャンプ場周辺を散歩。雨に洗われた新緑がまぶしい。tenki.jpのレーダー画像を見ると、午後にはほぼ止みそうだ。なんばさんは雨が止んだら釧路方面へ行くという。11時を過ぎても霧雨のような天気。已む無く、ナウマン温泉ホテルのレストランで昼食(豚丼)を取る。キャンプ場へ戻り、なんばさんがテントを撤収し終える頃、ようやく雨も止んだようだ。13時半頃に出発、なんばさんとは忠類村の中心部で別れた。
私は中札内方面へ走らせ、ナイタイ高原を目的地にする。途中の道の駅に立ち寄り、スタンプをGETしてゆく。まぁ、1週間の北海道滞在で全駅制覇なんて無謀は考えるワケもないが、昨年の四国・九州ツーリングで「せっかく来たんだから」という気持ちを思い出し、スタンプラリーに参加することに決めておいた。
途中、「幸福駅」の看板に吸い寄せられるように立ち寄る。小学生の頃、ブームに乗って入場券を買った記憶が蘇る。保存された駅舎には、訪問した人達が残す名刺がまるで壁紙のようにぎっしりと貼られている。駅前の寂れた様子がイイ感じである。
R236を北へ走らせていると、何やらヘンなものを発見。ミシュランのマスコット、ビブ君そのものである。イヤ、少し違うか。ロボット風にアレンジされている。
無料開放中の帯広広尾道を抜け、r54~r239を走る。経由地は、北緯43度00分00.000秒 東経143度00分00.000秒の地である。地図上で見る限り、道道のすぐそばである。r239に入って、Geko 201の表示を緯度経度に変える。刻々とそのポイントが近づく。これ以上近づかない、その場所でScarverを停め、徒歩で近づいてゆく。だがザンネン、目的のポイントは耕作中の畑のど真ん中であった。
その後、イヤになるほどの直線道路を抜け、ナイタイ高原へ到着。しかし、霧雨で視界は100mほど。晴れたらいい景色なんだろうな、と想像しながら、一気に宿営地である忠類村に帰ることにした。走り足りない気持ちを抑えつつ、昨日も入ったナウマン温泉につかり、明日の羅臼までの道へ思いを馳せる。
Day 3 へ続く…