タイトルで「バイク用ETC」などと言っておきながら、内容はチト違う。
今日は「ETCカード」の話題。
日本道路公団の15日付プレスリリース「ますますお得に 快適にETC !!」で以下の発表が行われている。
クレジットカードをお使いいただけないお客様への対応
クレジットカードをお使いいただけないお客様に対し、当公団が自らETCカードを発行するよう準備を進めております。
具体的には、お客様から一定の保証金(デポジット)をいただいたうえで、通行料金をお客様がお持ちの金融機関の口座から引き落とす方式を前提とした検討を行っています。関係各公団とも調整して民営化前にはサービスが提供できるようシステム開発を現在急いでおり、来年度できるだけ早い時期に、金融機関のご協力をいただいて決済処理が円滑に行えるかを試験するため、モニターによるテストを始めたいと考えています。
バイク用ETC機器を準備するつもりがあるのか否かまで言及していないが、少なくともETCカードの発行については前向きに動いているようである。でも、9月24日に発表されてから約3ヶ月経っているにもかかわらず、この程度の中間発表というのは困ったもんだ。実装局面に入っているのなら、具体的に「モニター募集のうえ、○月にモニターによるテストを開始する予定で関係各所と調整中です。」と言うべきであろう。
想像するに、実態はこうだ。(あくまでも、らす個人の想像なので誤解なきよう)
- 緊急でシステム開発することが決まった。
- 出入しているシステム業者にオファーしたが、どこも納期を確約しない。
- とりあえず納期は努力目標として設定し、金額だけで随意入札を実施した。
- よって、誰も責任取れないので開発日程計画を具体的に公表することができない。
システム関係者の「民営に向けた作業だけでもクソ忙しいのに、ETCカードだァ? やってらんねーよォ!」という声が出ているのは想像に難くない。
ま、私自身、同業者としてそういう気持ちがワカランではなく、また、必ずしもバイク用ETC機器にこだわるわけでもなく、ETC搭載車両と同等の割引を受けることができるならあまり文句を言うつもりはない。
ムリして開発を進めるより、期間限定で非ETC車両の通行料を割り引くのが得策じゃないの? > JHサン