東武東上線大山駅のすぐ北側、第15号踏切に並行して架かる横断歩道橋(跨線橋)の両端昇降階段がループしている(た)。
戦後復興期、大山に闇市が立つ等商店の出店が著しく増え、東武東上線をはさんで東西両側に延びる大山商店街形成の端緒になった。やがて大山商店街は板橋区内最大の商店街となって人通りが多くなる一方、東武東上線の沿線住民増加に伴う運転本数増加により踏切遮断時間が長時間に及ぶことから、歩道橋(跨線橋)設置の必要性が高まったことは容易に想像できる。既に商店が立ち並んだ場所へ歩道橋を設置するため、用地確保を最小限にすべく螺旋階段が採用されたのだろう。
しかし、都心に近い鉄道は順次連続立体交差事業化されてきており、東武東上本線(大山駅付近)連続立体交差事業が2021(令和3)年12月20日~2031(令和13)年3月31日で事業化された。高架工事の支障となる大山歩道橋を撤去することになり、2026年1月15日13時をもって通行止めになった。
歩道橋情報整理
| 路線 | 東武鉄道東上本線(区道第1901号線) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都板橋区大山町/大山東町 |
| 回転度 | 270度+360度 |
| 完成時期 | 1971(昭和46)年04月30日 |
| 実走行日 | 2019年11月23日 |
現調レポート
大山歩道橋東側昇降階段。単純鋼鈑桁橋、橋長18.9m 通路幅員2.67m 階段部幅員2.12m。高度を下げながら螺旋階段というなかなかアクロバティックな構造だ。
大山歩道橋西側昇降階段。階段の下に電話ボックス、いろいろと無理している。
もうちょっとちゃんとした写真を撮らねば、と思っていたが、ついに行きそびれてしまった。
- 参考資料
- 板橋区史 通史編 下巻(1999年11月/板橋区)
