西小岩歩道橋


JR小岩駅の北西、都道60号市川四ツ木線(奥戸街道)と都道315号御徒町小岩線(蔵前橋通り)が分岐する三叉路に架けられた歩道橋の中央部昇降階段がループを描いている。

昭和21年に策定された東京戦災復興都市計画において、蔵前橋通り(放射14号)が主要道路として幅員40mで計画されたが、後に計画を縮小して幅員25mに見直され、この歩道橋がある六軒島交差点~現在の総武陸橋下(環状七号)交差点の間は1968(昭和43)年3月に開通した。

一方、奥戸街道は関東大震災の後の帝都復興事業に対応する形で新たに決定した東京府都市計画で整備が計画された道路のひとつであり、その道筋は平安~室町時代に成立したと言われている。

東西とも70mほど離れた場所に横断歩道が設けられているものの、両道路とも交通量は極めて多く、また、横断禁止の道路でもある。西小岩小学校通学児童の安全を確保するために不可欠なのだろう。歩道橋は架設から50年以上経過したが頻繁にメンテナンスされているようで、架替えはまだ先のようだ。

なお、この西小岩歩道橋は都内現存の螺旋階段歩道橋としては最古と見られる。(当社調べ)

路線都道60号市川四ツ木線/都道315号御徒町小岩線
所在地東京都江戸川区西小岩2丁目
回転度720度
完成時期1968(昭和43)年
実走行日1992(平成4)年頃
全景写真
(2021年2月7日撮影) 西小岩歩道橋の螺旋階段部を東側から眺める拡大する
西小岩歩道橋の螺旋階段部を東側から眺める。パラペットのゼブラ模様が時代を感じさせる。
西小岩歩道橋の螺旋階段部を橋上南東側から眺める拡大する
螺旋階段部を橋上南東側から眺める。
西小岩歩道橋の螺旋階段部を西側から眺める拡大する
螺旋階段部を西側から眺める。
歩道橋名板は東京都標準?の樹脂製拡大する
歩道橋名板は東京都標準?の樹脂製だ。
橋歴板はペンキが塗り重ねられ、製造会社が読み取れぬ。安積鉄工所か安住鉄工所のように読めるが、該当する会社は存在しない。月島にあった橋梁製造の老舗・安藤鉄工所だろうか。