JR阪和線和泉砂川駅の西600m、国道26号にほぼ隣接する住宅団地内にロータリー交差点がある。
隣接するディスカウントストア「ラ・ムー」※の駐車場として使われていた土地だったが、泉州地域を地盤とする双伸商事がデベロッパーになり、2019年に造成完了した。分譲は2017年頃から行われていた模様。
販売資料やウェブサイト等によれば当初はラウンドアバウトの指定を受けるつもりだったように見えるが、どういう事情か未指定だ。造成完了から4年以上経過しても未指定ということは、デベロッパーとしては行動しないということだろう。
ラウンドアバウトに指定されるためには追加の工事が必要と指摘されたものの、事業採算面でその費用を投ずるわけにはいかないと判断されたと予想してみる。このロータリー交差点を通行する車両は住民と配達関係者ぐらいであり、ラウンドアバウトにする必要性が低いと公安委員会が判断した可能性もある。和泉砂川駅東口の和泉砂川ロータリーがラウンドアバウトに指定されていない事情と関係があるかも知れない。
そんな事情の勘繰りはさておき、正直に言えばそもそもここをロータリー交差点にする必然性は低い。しかし、住宅団地のシンボルやアクセントとして円形交差点を設けるのは大阪では珍しくないし、交差点構造は住宅団地のロータリー交差点としては優れていると言ってよいだろう。
| 路線 | 市道 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府泉南市信達牧野 |
| 完成時期 | 2019(令和元)年 | 実走行日 | 2023年12月29日 |
ディアネクスティア和泉砂川駅前(双伸商事)の販売ウェブサイト(現在は閉鎖済み)にあった挿図。ラウンドアバウト指定を目指していたことを窺わせる。
ディアネクスティア和泉砂川駅前のロータリー交差点を北西側から眺める。
北東側から眺める。いずれの接続路にも規制標識「環状の交差点における右回り通行(327の10)」はもとより警戒標識「ロータリーあり(201の2)」もない。
南東側から眺める。右回りを誘導するのは路面ペイントのみで、視線誘導標さえない。
南西側から眺める。どっちへ進めば国道に出られるのか方向感覚を見失いそうになるが、部外者がこの交差点を通行することはほとんどない想定だろう。
部外者が通行する想定がなくてもエプロンはある。

