バッテリー価格は山を越えたか?

このblogの人気記事のひとつ、バッテリー情報。
って言うほど有益な記事を書いてるわけではないのだが、検索エンジンからおいでになる方が多い。
最後に替えたのは2006年11月11日で、ちょうどその頃から値上がりの傾向があったことは知っていたのだが、今日、ふとバッテリーの値段を調べてみたら、なんと当時の倍以上の価格になっているではないか。
2006年11月に交換したときの古河のバッテリーが¥4,373だったのだが、同じ店で同じ商品がなんと¥12,222になっている。そしてGSユアサは¥11,697。ほぼ同レベルだ。当時のGSユアサは確か¥5,500程度で、割安感のある古河を購入したのだが。


そもそも、なんで値上がりしたのか。
中国・ベトナム・インドあたりの経済成長が激しく、工業製品全般の出荷が急激に増えたとのこと。バッテリーに直接関係するところで言えば、クルマ(特に産業用車両)の出荷台数も当然増えているわけで、産業用車両の場合は特大のバッテリーが使われていることもあり、そんな理由で鉛価格が2006年秋から2007年暮れにかけて約3倍になったらしい。バッテリーなんて鉛のカタマリみたいなものなので、そりゃ製品価格に直接影響するわな。
金属の現物価格推移をKITCOで見たところ、こんな状態である。

2006年夏から上昇基調になり、2008年春(北京オリンピックの建設ラッシュ終了?)で下降基調に転じている。そして、リーマンショックによる不況の一番底で近年の最低価格まで落ち込んだのだが、それ以後、再びじわりじわりと上昇しているのがわかる。
これは、景気回復のサインなのか?
てなことを語るサイトではないので、これぐらいにしておいて。
ともかく、興味を持ったので久しぶりにバッテリー価格を調べてみた。

単気筒用

単気筒のF650GS/F650CS(FunduroやSTも)に搭載されているGSユアサのYB12AL-A2について見ると、本日現在の最低価格はバッテリーウェブコムの¥10,280だ。
互換性のある古河FB12AL-Aについて見ると、¥13,700前後のところが多いのだが、本日現在の最低価格はMy&Plusの¥7,560である。
Amazonで買いたいならマキシマバッテリー MB12AL-A2なんてのもある。¥3,780ナリ。
ロフトジャパンっていうメーカー?ブランド?のCB12AL-A2なら¥4,200で、これは楽天でしか買えない。
実績から言えば、やはりGSユアサになるのだが、ワタシは古河で何の問題もなかったし、マキシマバッテリーもロフトジャパンも使っている友人がいるので、たぶん大丈夫だろう。

2気筒用

一方、2気筒のF650GS/F800シリーズのバッテリーは密閉型であり、ExideのETX14-BSがBMW指定のバッテリーだが、ネットショップでは見かけない。GSユアサならYTX14-BSだ。コースト ライン(リンク先はハーレー用と書かれているが、型番が同じなので無問題)では¥10,500で購入できる。
古河ならFTX14-BSで、My&Plusにて¥11,445である。
もちろん、激安のマキシマバッテリーMTX14-BSもある。こちらは楽天で¥3,680だ。
他にも激安バッテリーはあるようだが、調べるのに疲れたので、このへんで終了。
業界リーダーのGSユアサの価格で現状がわかる。1万円を超える価格は、やはり高い印象を拭えない。
鉛バッテリーから脱却する時期なのか。
もしかすると、バッテリーレスのバイクって、ある意味エコなのかも。


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