道路・交通

浜里パーキングシェルター

2025年07月16日訪問 [Google Maps]    [地理院地図]

道道106号稚内天塩線(日本海オロロンライン)に建設されたパーキングシェルター。1989年12月完成、全長140m。
パーキングシェルターとは地吹雪や吹き溜まりが発生しがちな箇所に設置された緊急避難施設で、天候が回復するまで長時間滞留することを想定している。

北緯45度モニュメントの北200mに位置し、北海道を旅する人は一度はここを通過しているだろう。どこまでも続くまっすぐな道路にかぶさる突然の構造物が印象的だ。前後にはオトンルイ風力発電所(風車28基)や浜里ウインドファーム(風車14基)が並んで独特の風景を創り出している。

筆者は冬季にここを通行したことはないが、地吹雪の経験はある。視程は30mもなく前に車が見えたら追突確実、停車したら追突されるばかりか車を中心に吹き溜まりができて一酸化炭素中毒を心配する。強風なら横滑りして路外転落のおそれさえある。天候が急変してもパーキングシェルターまで走ることが目標になるだろう。

芦野パーキングシェルターに似た形状だが、こちらはトンネル二次覆工のコンクリートセグメントのような部材が主構造で、本線とその外側に配置された駐車帯の全体を覆う。

自動販売機や休憩施設はない。トイレはあるが、だいぶ前から閉鎖されている。

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