北海道ツーリング2012 Day3

7月31日(火)
04:00にトイレに起きたものの、起床するには少々早い。
テントに戻って横になったところ、次に気付いたら06:30。
ゆっくりと朝食を摂りつつ天候をチェックする。

この日は夕方から摩周湖で月出を撮影し、その足で津別峠へ向かい、翌朝の屈斜路湖の日出に備えるつもりだったが、夜から崩れて翌朝から雨のようだ。加えて相当な冷え込みになるらしい。となると、標高1000m近い津別峠は10℃を下回る可能性が高い。雨のヒト桁気温なんて、いくら避暑に来ていると言っても冷えすぎだ。

というわけで、延泊を決定。
いっぴんの豚丼を食べに行くというN氏とM氏、サロマ湖~知床方面へ向かうS氏と別れ、行き先を定めず09:00に虹別を出発する。


とりあえず南下して、気が向いたところで右折する。
が、最初に曲がった道は行き止まり。
次に曲がった道道830号は、道東らしい道道である。10kmほど走ったところで分岐する別寒辺台林道に進もうとしたが、パイロンで閉鎖されているうえに草ぼうぼう。こりゃ廃道寸前だな、と、R272へ抜ける農道へ。

厚岸の手前の集落・太田で給油していると目の前に「太田屯田兵屋」なる看板が。

気になる。

そういうわけで道を逸れ、案内に沿って進む。
やがて1軒の民家と、屯田兵屋を示す看板が現れる。民家で飼われている犬がよく吠えて、十分に番犬の役割を果たしている。
その民家の敷地内に保存されているというべきかほったらかしにされているというべきか、それが屯田兵屋である。屯田兵屋の詳しい情報は文化庁のサイトを読んでみよう

太田は台地上にあるが、そこから数百mで一気に浜へ下る。
途端に気温が低下する。シールドが曇る。
こんなに涼しいなら冷たいものを食べなくてもいいかな、なんて思いつつ、「アッケシ地名発祥の地」の石碑のある店でソフトクリームを食べる。
ウエモンズハートのソフトクリームはあっさりした牛乳味だが、ここ森高牧場のソフトクリームは特濃牛乳の味である。

道道123号を東へ進む。
あやめヶ原でヒオウギアヤメを期待するが、咲いている気配一切なし。もう少し早いシーズンなのかな?と思ってさらに東へ。
霧多布湿原で一面のエゾカンゾウを期待していると・・・そこは一面のヒオウギアヤメで紫一色である。なんだか季節感がずれるなあ。

霧多布付近は晴れていたが、厚岸からほぼずっと霧の中を走ってきた。おそらくこの先の北太平洋シーサイドラインも同様だろう。凍えながら走るのもつまらんので、浜中から内陸へ。
期せずして道道123号トレースの旅である。

別海を抜け、中標津で昼食。
3年ぐらい前から一度食べてみたかった「根室花まる」である。


当然と言えば当然だが、根室産や標津産等の地元の寿司ネタが多いのが特徴だろう。
それにしても、釧路・根室・中標津・北見って回転寿司の強豪が揃った地域だね。

昼食後は開陽台や北19号には目もくれず、一路川湯へ。


川湯共同浴場、熱めの湯なのだが、じっと我慢して入っていると・・・・汗が吹き出す。止まらない。
汗がひくのを待ちたい・・・ところなのだが、月が出る時間が近づいているので、摩周湖へ急ぐ。

しかし。
月は分厚い雲の向こうにいるはずなのだが。

早々に諦めて下山する。
弟子屈のセイコマで予期せず和琴に設営中の某氏@R1200GSに出会い、近況を交わす。
前に会ったのは1年半前の道志冬キャンだったか。

そうこうして18:20、虹別に帰着。

今宵の夕食は、S氏が買ってきてくれたホタテとN氏が買ってきてくれた有楽町のジンギスカン。
ワタシ?セイコマでカット済みサラダを買っておきましたが何か?


Day3の走行距離 : 296.8km