バイク用ETC(その7)

もう3月も終わりなのだが、国土交通省道路局や日本道路公団等からバイク用ETC導入の進捗報告が未だにないのはどういうことだろう?
昨年12月に

モニター募集等の具体的な内容については、決まり次第、発表いたします。

言っておき ながら、今までに発表されたのは 試行運用の車載器調達に関する公募とその結果 だけである。
その車載器調達に関する公募に添付された 二輪車用車載器仕様書 によれば、一体型でも分離型でもいいし、後付け型でもビルトイン型でもよく、エラー等の通知は表示でいい(四輪車用製品によくある音声での通知は必要ない)らしい。加えて、給電方法は車載バッテリーからでも車載器内蔵電池でも構わないとのこと。
車両への取付方法は「ETC-B02210P ETC車載器規格書」に定められているらしいが、この規格書はあいにくネット上には流通していないようなので何とも言えない。腕に巻きつけるようなものでもいいことを願うばかりである。バイクに固定しなければいけないとなると、真夏の高温や雨、そして盗難が心配である。
試行運用の車載器ベンダーは JRC に決定したが、不思議なことにこの会社が製品化した四輪用ETC車載器はないようだ。つまり、試行運用のためだけに作るのであって、製造販売のつもりはないのだろうか?
深夜割引や通勤割引だけでなくマイレージ割引が開始され、クレジットカード契約不要の ETCカードのモニターテスト が始まろうとしている。だが、未だにバイクは蚊帳の外。そろそろ安心させてほしいものだ。


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