CRF250Rallyにいろいろ取り付け(1)

ディーラーでつけてもらったのはグリップヒーターだけで、ほとんど素のままで納車されたCRF250Rally。もちろん走れなくはないけど、走り出す前にRas and Road基準で最低限のツーリング装備を取り付けておく。

電源取り出し

シート下、グリップヒーター取り付けで必須とされている(とドリーム店に言われた)サブハーネスのコネクタは分岐に空きがあり、確認したところ 赤:常時電源・茶:ACC・緑:GNDが来ていたので、これを利用することにした。
メインハーネスから直接分岐する赤いコネクタにも空きがあったが、そちらは調査していない。ScottOiler(常時電源が必要)とドラレコを接続する。
サブハーネスのコネクタは住友電装 HM防水シリーズ 4極 M:6187-4441/F:6180-4181。
配線コムで 4P090WP-HM-M-tr を購入。

一方、フロントカウル左側にもハーネスから分岐しているコネクタがあり、こちらはACCとGNDが来ていた。
F650GSから移設する一体型ETCとUSB電源はこのコネクタから取ることにした。
コネクタは住友電装060型HX防水2極 M:6181-6851/F:6189-7408。
配線コムで 2P060WP-HX-F-tr を購入。

国産オフ車はどれも同じだがシート取り外しが結構面倒なので、非常事態に備えて容易にアクセスできる場所にこれら電源のヒューズを配置した。

RAMマウント・一体型ETC取り付け

F650GSで使っていた一体型ETC。当時、ゲート通過時に反応しない等場合にETCカードをすぐに取り出せることを重視して一体型車載器JRM-12を選んだ。今となっては信頼性はそんなに低くないことがわかったので別体型で支障はないのだが、まだ使えるものを捨てるなんてもったいないことはできない。いわゆる2030年問題はあるが、これまでのETC関連技術のリリース間隔から推定するに、2025年頃には次世代ETC(ETC 3.0というネーミングになるかどうか知らんけど)が出てくるだろうから、それまでのつなぎとして第一世代を使い続ける判断をした。

CRF250Rallyは一般的な250ccオフ車でありハンドル切れ角が大きく、ハンドル上やメーター周りへの取り付けはミラーやメーターパネルやウィンドスクリーンと干渉する。メーターパネル上の特等席をETCごときに割り当てるつもりはないので、これらを避ける位置を探したところ、純正オプションのUSBソケット取り付け穴(M6ナット)を転用することがよさそう。一般的なUボルトベース(RAM-B-309-2U)は穴の間隔が微妙に異なっているが、F650GSで使っていたバイクベース2ボール(RAM-B-231U)なら適合することがわかったので、これを取り付ける。

RAMマウントのバイクベース2ボールが純正オプションのUSBソケット取り付け穴に適合

ただし、そのままではETC車載器がウィンドスクリーンに干渉するのでスクリーンステーの上部左右ボルトに20mm樹脂スペーサーを咬ませてスクリーンをより直立させた。これ以上浮かせるとヘッドライト面とスクリーン面に逆段差ができてしまう。強度面の不安があるので、早期に新東名で120km/hのテストライドを行いたい。また、樹脂スペーサーは色優先でポリアセタール材を選んだが、耐候性に難があることがわかっており、数年で交換することになるかも知れない。

20mm樹脂スペーサーを咬ませてスクリーンをより直立させた
ヘッドライト面とスクリーン面の段差が生じない範囲

バイクベース2ボールの取り付けボルトはセキュリティの観点から特殊ネジを使っている。ハンドルを左右に切って干渉ない位置にETC車載器を固定すると、もうひとつのボールにGPSレシーバー(GARMIN OREGON)の取り付けも可能になった。

ETC車載器とGPSレシーバーをメーターパネル横に配置

USBコンバーター取り付け

F650GSで使っていたUSBコンバーターを移設した。既に廃盤商品となった、ニューイング MCシグナル NS-004 USBステーション2 である。この製品のよいところは、USBオス側(差し込むケーブル側)に取り付けるシリコン製カバーが用意されていたことで、雨天時に浸水を心配する必要がなかったのだが、大手資本の類似商品に駆逐された様子だ。幸いにしてUSB端子用シリコンカバーの予備も持っている。あと15年ぐらいは余裕で使えるだろう。

リアキャリア・サイドバッグサポート取り付け

純正リアキャリアは純正トップケースにのみ対応したものなので、自作トップケースには不適合。数ある社外品の中で、最もメジャーと思われるキジマのリアキャリアを取り付けることにした。というか、CRF250Rally(MD47)に適合するサイドバッグサポートを販売しているメーカーは現時点でキジマしかなく、異なるメーカーの組み合わせは失敗の元なので安全策を取ったというほうが正しいかも知れない。

キジマのリアキャリアとサイドバッグサポートをポン付けで取り付け

CRF250Rallyにいろいろ取り付け(2)では次の作業を行う予定。

  • ドラレコ取り付け
  • ScottOiler取り付け
  • サイドスタンドの下駄

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