北海道ツーリング2013 Day4

8月7日（水）
同時期に渡道しているN氏・Sa氏・WR氏から「今年もカキパやろうぜ！」って誘いを受けていたので、ホイホイと参加表明して虹別へ向かうことにする。
また標茶かよ・・・今年だけで5泊することになるぜ。これだけお世話になってりゃ、来年度のふるさと納税先は標茶町に決定かな？

04:30起床。朝食を摂り、ちゃっちゃと（当社比）撤収を始める。
ホテル森・夢［リム］の朝風呂（06:00～08:00）は200円とのことなので、撤収でかいた汗を流しに朝風呂に行く。
キャンプ場に戻ってきて、さあ出発、と思ったら、タープを干しっぱなしにしてるのを発見して、再度汗をかいた後、07:00に出発。

これが西興部の町並み。村の施設は色が統一されていて、とてもわかりやすい。もちろん、学校もだ。
それにしても、キャンプ場を含め、いい街だった。交通事故死ゼロが6000日以上続いていて、2014年3月31日には7000日に達するそうだ。
セイコマのおねえさんにこっそり話したけど、来年また来るよ。

道道や農道をつないで沙留まで出て、その後国道238号を走りだしたが面白くない。
農道の看板を見つけたので再び内陸へそれると、カルバートをくぐる。
上には何が通ってるんだ？と立ち止まってみると、横に防雪用と思われる屋根付き階段がある。こりゃ駅跡だな。
階段を上がってみると、ホーム等の施設はないが、草の生え方が鉄道跡。
旧名寄本線富丘駅だ。

どうしようもないほど普通の北海道農村風景が続く農道を標識に沿って南へ。
オホーツク西部広域農道を走っていると、国道よりも1本内陸側で渚滑川を橋で越える。
この橋を「よつ葉大橋」という。
なんでこんなひらがなの使い方をするねん？

500mほど南へ進んで合点。
よつ葉乳業の工場があるのだ。ネーミングライツか！？なんて思うなかれ。
それぐらいしかネタがないのだ。（たぶん）

国道238号と国道273号が合流する交差点にセブンイレブンを発見して、休憩に入る。このとき8時ちょうど。
そこで本日1人目のライダーに出会うが・・・なんとDRZのサイドスタンドが折れて四苦八苦している。
そりゃー大変でしょう。
ご本人はツーリング終了～って諦めてたけど、いやいや溶接できるはずさ、と、バイク屋や鉄工所探しを手伝う。
しかし、そこは紋別。なかなかヒットしない。
ご本人が「なんとかなるんで心配無用。お前には旅を続けてもらわないとオレがイヤだ。」と気遣ってくれる。今日はこれからって時間だし、確かに心配するようなロケーションでもないので、ツーリングに復帰できることを願って、出発する。

念の為、紋別の市街地に行って協力してくれそうな店を探すが・・・あかん。やっぱり紋別や。

巨大カニ爪を横目に、道道で再び内陸へ。

やがて現れる、鴻之舞鉱山関係の案内板と上藻別駅逓所跡。
取り立てて何かを期待したわけではなく、軽い気持ちで覗いてみた。
すると保存会の方がガイドしてくれるという。
説明内容はここでは省略するとしても、その内容の濃さは特筆するものがあった。

さらに、駅逓が保存されているということだけでなく、この駅逓の成り立ちからすると必然とも言える、鴻之舞鉱山の資料館を兼ねているのだ。その収蔵資料たるや、スゴいの一言。よくぞここまで整備したものだ。
ガイドしてくれた方は自らのことを「有志」としか語らなかったが、おそらくは元住民、もしくは鉱山関係者か。いずれ彼らが引退する時期が来るだろうが、その後も愛着心をもってガイドしてくれる人が続くことを期待したい。ともあれ、紋別～遠軽付近へ出かける場合には是非とも立ち寄りたい場所だ。登録有形文化財。

鴻之舞小学校跡の近くにあった、住友の商標が付けられた蔵。何に使われていたのだろうか。