北海道ツーリング2013 Day3

8月6日(火)
今日は士別・剣淵の丘巡り。
もう6年ぐらい前になるだろうか。国土地理院の地図を眺めていたら、国道40号の東側によさげな等高線が広がっていることに気付き、その年の北海道ツーリングで偶々訪れて気に入った剣淵の丘に加えて、士別を巡ってみようと思っていた場所だ。
そして、天気次第で温根別ダムやピヤシリ林道・神門の滝まで足を延ばしてみたい。

朝7時に出発して、まずは道道137号を南下、滝上の市街地に入る前に道道61号に折れ、西進する。
標高約800mの上紋峠。自動販売機はもちろんのこと、駐車帯もなく、飾り気が一切ない非常に実務的?な峠。
だが、あの警戒標識はなんだ?
リラックマの飛び出しに注意かよ・・・初めて見たぜ。見つけたらどうすりゃいいのかね?
もっとも、この場所で「飛び出し坊や」が掲げられていたら、そのほうが百倍ぐらい怖いのだが。

上紋峠の前後で割と頻繁に現れる「その他の危険」な警戒標識。この直線でか!?
何に注意すればいいのか、もうチト具体的に示してくれんかのう。
何が出てくるか、ワクワクするじゃねーか。

・・・と楽しんで走っていたら着いちゃった岩尾内湖。
とりあえず展望台に上がってみたら。水位は低いけど、この絶景はどうよ?

で。よく目を凝らしてみると・・・あの構造物はなんだ?

おおおー!これは道路橋の橋脚。
さらによく見てみると、橋脚の左側(上紋峠側)に路盤が見える!
猛烈に興奮するが・・・さて、あの地点まで戻るか?
帰宅後に調べてみたら、やはり、湖底に沈む前の道道61号(当時は358号)で、似峡(にさま)という集落の西側で天塩川に架けられていた橋らしい。道道は1967年10月に付け替えられたとのこと。
水位が下がっている折角のチャンスだったにも関わらず、遠目で眺めるだけで終わってしまったことを少し後悔する。

この後、士別の丘巡りを2時間半ほど堪能したのだが、素晴らしい景色続出。
そのほんの一部を、後日別記事で紹介してゆきたい。

前回、塩狩峠記念館を訪問したとき、その帰りに国道40号旧道を通ろうとしてすっかり忘れていた。
無くなる前に走らなきゃ、と思って行ってみたら。
こりゃ、閉鎖されて幾年月ですな。まあ、何か驚愕の物件があるわけでもなさそうなので、ゲート越しに数枚撮影して、塩狩第二集落跡を経由して剣淵へ向かう。

で、道道251号を通って温根別ダムへ。

これは犬牛別峠。前回車両が通行したのは何日前だろう?てな感じ。草ぼうぼうってわけじゃないけど、通行止めゲートの如く張り巡らされた蜘蛛の巣にひっかかったもんで。

しばらく北上すると、強烈な旧道臭を漂わせている三叉路出現。
実際、帰宅後に調べてみたら、ここが旧道と現道の分岐点である。
現道は、温根別ダム建設のために付け替えられた道なのだ。
というか、付け替え道路が非舗装路かよ?

白樺並木の快感直線ダート!

やがて進行方向左手に現れる、草原に浮かぶ廃な物件。

雰囲気は農協倉庫?

雰囲気は貯炭場?肥料作りの施設?
上の写真と合わせてネット上の情報を漁ってみたが、誰も知らないようだ。

これが温根別ダム堰堤。ロックフィルダムだ。

士別駅裏のセイコマまで走って一休み。
距離はあまり走っていないが、結構満足した。
ピヤシリ林道を走る時間はちょっと足りないので帰路につく。
でも、前日通ったサンルダム建設予定地の雰囲気が気になるので、下川市街地経由で立ち寄ってみよう。

というわけで、珊瑠大橋。遥か向こうの山頂にサンル牧場展望台が見える。

珊瑠大橋上から眺める道道60号旧道。この区間は、やがて湛水区域になるはずで、既に工事関係車両以外通行止めだ。

ダムサイト予定地付近から眺める旧道とソバ畑。
旧道の眺めが素敵だよねえ。

キャンプ場に帰る前に、上興部駅跡の鉄道資料館に立ち寄る。
これがなかなかの収蔵品揃い。じっくり眺めてたら、閉館の時間になっちまった。続きはまた来年?
それにしてもJR北海道の「ここは汽車はとおりません」って・・・
∑(゚д゚lll) ってびっくりする人を見てみたいよ。。。

キャンプ場には17時に帰着。
キャンプサイトで陽が傾く様子をぼんやり眺めつつ、遠くの雷鳴が聞こえてきたので風呂のスタンバイをして、徒歩5分の「ホテル森・夢[リム]」へ。なんでキラキラ☆ネームやねん、てなことはさておき、見よ、屋上にあるものを。
カラスが屋根に並ぶって、建物が落ち着いた色なら、紛れもなくお化けの出る洋館ですぞ。

でも、6のつく日は風呂の日だとかで、200円で入浴できるってさ!

この日は、キャンプ場内の居酒屋で一杯やって、早い眠りにつきましたとさ。


Day3の走行距離 : 281.7km