長崎県南島原市布津町飯野、新川に架かる石造単アーチ橋。
橋長7.9m、径間6.2m。
1853(嘉永6)年架設。
↑ここで「文久三年」とつぶやいた人は大泉洋に毒されているぞ(笑)
アーチを構成する輪石・要石が橋面敷石を兼ねる構造。周囲の土地の高さを踏まえて、橋面を出来る限り低くしたかったということか。
架橋当時の姿というわけではなく、左岸上流側の地覆が撤去され、拡幅されている。コンクリートの質から見て昭和前期の改修だろう。河川改修か土壌改良の工事車両を通行させるためだろうか。
2014年9月21日訪問
下流右岸から撮影。傍らには、旧・布津町教育委員会が建立した標柱がある。平成時代のものだ。
上流左岸から撮影。後年に拡幅改修されていることがわかる。
野暮な標識はないが、さすがに自動車は通れないようにしている。橋面の一部はコンクリートで補修されていることがわかる。
4本の親柱全てに文字が刻まれているが、ほとんど判別できない。この親柱のみ上辺に「世話人」と刻まれていることがわかった。