仮屋橋(臼杵市)

大分県臼杵市野津町野津市(←この住所表記はおもしろいな、でも「のつまち・のついち」だ)にある、大野川水系野津川に架けられた石造単アーチ橋。1860(安政7/万延元年)年に初代である安政橋が架設されたが、1914(大正3)年に崩壊流失、1917(大正7)年に再架設され名称を仮屋橋に変えた。

1902(明治35)年、200m下流に旧国道36号(現国道10号)の明治橋が架けられるまで、野津町市街と三重町を結ぶ幹線道路だったらしい。崩壊した時点では既に幹線道路から外されていたことになるが、石橋で再架設されている。明治橋架設から15年、まだ鋼橋の信頼性を確認できていなかったということだろうか。

2015年5月1日訪問
親柱には「大正6年5月」「仮屋橋」と刻まれている。

仮屋橋全景拡大する

仮屋橋全景。橋梁を構成する石組と取付道路を構成する石組が明らかに違う。これが安政と大正の技術の差か?

水路併用の構造である。季節になれば水は流れているのだろうか。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA