人を見に来た

050625_1535~01.jpg今日は比較的すいてるらしい。確かに、パビリオン5つを見た。
気温31℃だけれど熱中症の人があちこちに。

場所 : 愛知県長久手市茨ケ廻間 付近 ( 北緯35度10分34.55秒 東経137度5分19.97秒  標高 : 203m )
撮影日時 : 2005年06月25日 15時35分45秒  機材 : A5304T



2005.06.26 追記
地球博のテーマって、「自然の叡智」「宇宙、生命と情報」「人生の"わざ"と智恵」「循環型社会」らしいのだが、見てきた印象としては、およそかけ離れているのが実状だ。例えば
  • 手荷物検査を人手だけでやるから、入場待ちの行列が伸びる。その待ち行列には日除けがなく、昨日は炎天下で45分間待たされた。早く入るために早起きして(=睡眠不足で)来るから、体調へのインパクトは大きい。ここで何人も倒れる姿を見た。
  • ペットボトルは持ち込み禁止。入場ゲート前で強制的に廃棄させられる。どこが循環型社会なのだ? しかし、水筒ならOKだという。警備担当者に理由を聞いた。「水筒は個人で購入したもので廃棄させられない。」ペットボトルは個人で購入したと思っていないらしい。ペットボトルを水筒に転用している、そんなビンボくさいのはウチだけか。
  • パビリオンの展示物に内容がない。例えば、JR東海超電導リニア館。3Dシアターでは581km/h達成をアピールするだけの同じ映像が延々と繰り返される。ふと後ろを振り向くと、炎天下1時間待ちで入ったにも関わらず、居眠りする人々。あの程度なら 山梨県立リニア見学センター で十分。というか、そのほうがはるかに充実していた。

つまり、数万円かけて、「自然の猛威」を体感し、日本人は大阪万博以後「人生の"わざ"と智恵」の進歩がほとんどないことを、「循環型社会」なんて不可能であることを、実感しに行ったわけだ。(嘲笑)
昨日だけで何万人の入場者があったのか知らないが、その移動のエネルギーはどれぐらいだったのだろう? そのエネルギーを費やして、我々が得たものってなんだろう? そもそも、愛知で開催しなければならない理由って何だったんだろう?
10年前、決定事項であった東京の都市博開催が中止されたが、今にして思えば中止で正解、もはや博覧会という時代ではないことを目に焼き付けた、そんな1日だった。


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