いよいよ東京へ向かって帰途につきます。
が、朝から雨ってことがわかってるので、それなりに朝寝するつもりで前日は布団に入りました@眼鏡橋近くの宿。
8人部屋だったのでそれなりに気を遣います。ふと目覚めるとまだ真っ暗。おまけにじゃじゃ降りの雨の音。もう少し寝るか、と思いつつも、念の為に時計を見ると07:30 !!
暗かったのは、カーテンを閉めていたから。
じゃじゃ降りの音はエアコンの音。
ったくモー !!
ゆうべ寝るときにはカーテンは開いてたじゃないかっ。
寒いぐらいの気温なんだからエアコン切っとけよっ。
ここらへんが外国人(もしかして、日本人がそう設定したのかもしれんけど)との差なのかしらん?と思いつつ、こそこそと出発スタンバイ。
宿にはバイクを置ける場所がなく、預けておいた市民会館の地下駐車場まで雨の中を小走りで行きます。駐車料は1泊で400円。
ピックアップした後、まずは現役の石橋である袋橋へ。眼鏡橋のひとつ川下に位置する橋。なにぶんホンマもんの石橋であるがゆえに、重量制限がある。なかなかお目にかかることがない "1t" なのです。うーむ。たくさんの人が同時に渡るとヤバい、というこっちゃね。
また、雨の石畳はとっても滑りやすいので注意して走行しなければ。
次に、アーケード国道である浜町アーケードへ。5時から10時の間だけは車両の通行が許されているのです。でも、本当に通ると滑りやすいので注意が必要。
さらに向かう先は道路用橋梁としては日本最古の鉄橋である出島橋。
が、アプローチの向きを間違えて(出島橋は北行き一方通行)走行できず。
進入し直すつもりだったのに、ながさき出島道路に入ってしまったので後戻りもできません。
R499の「ここから」起点標識も撮れずに惜しいことをしました。
ともあれ通勤割引の時間帯に長崎道に入ることができたので、この先はのんびり行きます。まずは今村PAで朝食。何人かの長崎弁ライダーと情報を交わし、今日は1日雨らしいとの覚悟を決めて、先へ進みます。佐賀大和ICで降りて通勤割引を享受します。
坂本峠は健在らしいことを確認して、数年前に訪れたときは工事中だった東脊振トンネルを抜け、三瀬トンネル方面へちょっと寄り道した後は福岡高速へ。とにかくこの付近は道路状況が激しく変わっており、2003年のツーリングマップルではまともに走れないことが判明しました。さすがに5年前では苦しいか。
収集なのか修行なのかよくわからない時間を過ごし、バタバタと港へ向かいます。
阪九フェリーの新門司ターミナルは初めて。な・なんじゃ?これは。神社?と思うたら、フェリーターミナルでした。こんなん建てたら罰当たるぞっ!
九州帰りで満員の船内でビールをクピクピッと飲んで、翌朝5時半下船に備えることに・・・
・・・したいのですが、阪九フェリーの2等はファミリー層もライダーも老若男女問わずに同じ部屋にブチ込まれるのが敵いまへん。せめて子連れとそれ以外を分けてほしいものです。ちうか、そもそこ子連れ家族ってなんであんなに傍若無人なのかな?
そんなこともあろうかと、iPodを持っていったのは大正解でした。
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ふと目覚めると、丸窓から泉大津港の防波堤が見えます。バタバタと下船準備を整えて、5時35分には上陸。北海道航路とはえらい違いの上陸の早さです。
まずはのの字収集から。
その後、R170瓢箪山アーケード国道~R308暗峠へ向かおうと思ったのですが、ちょっと時間がマズいタイミングに。朝の通勤通学で山を下りて来る人たちが多い時間帯に、バイクとは言え流れに逆らう走り方をするわけにはいきません。ここは素直に諦めておきます。
「雁多尾畑」に行ってみ?との友人のススメに従って大阪r183を進みます。
大阪府道って英語表記のヘキサもあるんですね。
というか、大阪r183、険道過ぎ!
ちょうど雁多尾畑という集落にいることも知らず、「この先二輪車通行止め」の標識に凹んで山を下ります。これがまた、大規模地滑り区間らしいワケわからんエリアに入ってしまって立ち往生。
そうそう。雁多尾畑は「かりんどおばた」って読むそうです。ほえぇ。
そうこうしつつ、奈良~天理を抜けてR25非名阪で亀山方面へ。
R25のいいところは、出入りが自由だからのんびり田舎を感じたいときは非名阪を、飽きてきたら名阪国道を走ればいいということ。今回は神野口ICから亀山まで名阪国道で。
東名阪道御在所SAで昼食。伊勢うどんです。ちょうどGW期間中は「GW半額割引」ってのをやってるらしく、亀山ICから乗った場合は豊川ICまでに降りれば半額適用らしい。通過時間帯もOK。
ふと気付くと予想外の場所でOdometerが59,997kmを示していました。危うく忘れるところでしたが、時既に遅し。もう下道に下りるチャンスはない・・・と途方に暮れていたら、目の前にちょうど本宿のバス停が。
というわけで、60,000kmの記念写真です。
ここからは延々と下道(バイパスだから「中2階の道」と言うべきか?)を走ります。
宇津の谷付近では意識が朦朧とする瞬間もありました(だから自動車専用道の渋滞は困るのよ)が、なんとか由比の街へ。おぉ。もう晩ご飯の時間ではないか。
というわけで、某所で桜えびかき揚げ定食。準備中のところを強引に開けてもらいました。「沖あがり」がめっさウメー!のです。
そして、再び富士ICから東名道に乗ってGW半額割引の恩恵を受けます。
都内はちょうどスターリンだかキムイルソンだか、とにかく外国の話題の人が来てるらしくてオマツリ状態。おまわりさんがストライキでもやってるんかと思いました。つか、警視庁ってこんなにたくさんの機動車両を持ってるのねー、としみじみ実感。
自宅帰着は21:15となりました。
結局、この6日間の走行距離は2233km、総給油量は76.8L、平均燃費29.1km/L。
集めたのの字(ループ橋)は、新規19個、撮り直し3個。
走った酷道険道窮道は数知れず。
ごちそうさまでした。
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