Day5 morning / 2015-05-03
雨が降るとわかっていたが、念の為5時に起きてみる。
おお。まだ降ってない。ならば、ちょろっとそのへんまで走ってみるか。
宿の朝食を手配済みなので、8時過ぎには戻ってこなくてはならない。
まさかとは思うが、ハウスキープが間違って入るかも知れんので部屋を小ギレイにして、途中で降られることを覚悟してカッパを着て6時過ぎに出発。
まずは後学のために、鏡山の風車撮影ポイント探しに向かう。
その途中、久大線の向こう側に伐株山がくっきり見える場所があったので、少し立ち止まってみる。汽車が通れば絵になりそうなんだけど、汽車を待っていたら雨が降り出しそうなので出発。
鏡山の風車撮影ポイントとして狙いをつけていた1つ目の場所。そそ。こんな感じで、風車の向こうに月が沈むところを撮りたいのじゃ。駐車の余裕が少ないのが気になるけど、撮影の障害になるものなし。
大分道と絡みながら国道へ出る。こういうカーブにそそられる。
新旧のトンネル?と思って立ち止まってみたら、トンネルの向こう側の道の方向が違ってた。
というか、なんだこのこんがり焼けた高さ制限は。
・・・ってだけの、矢野隧道。昭和39年3月竣工。
晴れてりゃ観光客がいっぱい来る恨み裏見の滝、慈恩の滝。滝はさておき、この橋をしっかり撮りたかった・・・のだが、このとき猛烈な雨。ま、橋自体はどうってことないRC橋で、高欄に興味があっただけなので、次の機会に。
引き返して、別の鏡山の風車撮影候補地へ向かおうとしたものの、県道409号に入ったところでさらにひどい雨になって、しばらく雨宿り。
岩の壁をぽやんと眺めていたら・・・
「瑞巌寺隧道取壊記念」って石版が。昭和54年3月施工とのこと。へえ。取壊し記念って珍しいな、と思って、そのそばにあった別の石版を見てみたら「両」「疋」「安政」てな文字がある。コレ・・・もしかして近隣集落からの寄付金?両?疋?安政の大獄?いつの話や?江戸時代に開鑿されたトンネルかぁ?
おっと、ここで07:50、時間切れ。もう宿へ帰らなきゃ。
宿で朝食を食べ、雨が弱まったら徒歩で近場を散策しよう。
Day5 afternoon
夕方になって雨がやんだ。
やんだのなら、ちょろっとそのへんまで走ろうよ。
で、いわゆる「USAのマチュピチュ」へ行ってみたのだが、やっぱり降ってる。幻想的とは言い難い霧の中なので、早々に撤退する。
USAのマチュピチュと玖珠の間にある和田平隧道旧道。特筆するほどのトンネルでも旧道でもなく、予算がつけば原状復帰で埋められるかも知れない、そんなトンネルだった。
鏡山撮影のベストポイントはどこだろう?候補地の確認と絞り込みはだいたい完了。あとは休暇と天気だけ!
宿へ戻る途中、旧道らしき線形に引き込まれて枝道に入ってゆく。すると
本日夕方に日出生周辺で旧道散策していたら、こんな道があった。夜間に走ったら確実に死ねるな。二輪はもちろん、四輪でもヤバい。
でも、なんでこんな方向に排水溝を通してるんだ? pic.twitter.com/P6W1le0JAw
— ラス&ロード (@RasandRoad) 2015, 5月 3
と思って、排水溝の上流の籔をかき分けてみたら、とんでもない廃隧道があった。照明器具の持ち合わせがないので侵入しなかったが。こりゃ大正隧道かな。 pic.twitter.com/rgx2rfzuaA
— ラス&ロード (@RasandRoad) 2015, 5月 3
帰宅後に調べてみたら丸塚隧道と言って、1892年だか1898年だかに供用されたらしい。大正どころか明治隧道だったのか。ともかく、17時なんて時間に入洞しない決断ができた自分に拍手。(いやいや、真っ昼間でも怖くて入れませんて)