東北ツーリング2014(中東北編) – ラウンドアバウト収集の旅

10月3連休の天気予報を見ていたら、最終日が雨らしい。
今年の3連休は、数が多い割には天候に恵まれぬ。
てなことを愚痴ったところでどうにもならんので、1泊2日だけのつもりで出発する。運が良ければ2泊できるかも知れん。

11月に北東北へ出かけるつもりなので、今回は中東北。
昨年訪問時は工事中だった肘折希望大橋、昨年11月30日に完工・開通しているので、走っておきたい。
そして、仙台にラウンドアバウトが18件もあるので、その一部だけでも今回収集しておこう。

Day1 2014.10.11

常磐道を淡々と北上する。
日立中央PAで休憩して交通情報をチェックしていたら、磐越道が火災事故通行止めで、いわき三和で強制排出されるらしい。
ならば、乗継割引を受けられる範囲で楽しめるところへ立ち寄ってみるか。

福島県東部で楽しいところを思い出す・・・・そうだ、あぶくま洞へ行ってみよう。
あぶくま洞自体には興味はない。あぶくま洞駐車場と星の村天文台を結ぶのの字な歩道「天地人橋」をまだ訪問していなかったことを思い出したのだ。

湯の岳PAで最終チェックしてみたら、既に通行止めは解除されたらしいのだが、気分が途中下車モードなので小野で下りてあぶくま洞へ。

微妙に流れの悪い船引町内の国道288号に飽きて、再び磐越道へ。
思いつくがままに走り、気がつけば西吾妻スカイバレー。
小さな秋を眺めて山形県に突入する。

こういうのをパクリツイートって言うんだっけ?どう見ても、こっちが先だよな。

あまりのんびりする時間はないのだが、とりあえず小野川温泉で足湯してから北上する。

前回偶然見つけた川西町の円筒分水工、その後の調査で、同じ集落内にもう一つあるとの情報を得ていたので探そうと思っていたが、時間が足りない。この季節は水が流れていないので、次の春に探すことを決意して、飯豊から置賜西部広域農道で寒河江まで快適にワープする。

朝日町玉ノ井の最上川ビューポイントで一息。1936年完工と2005年完工の新旧明鏡橋が見える。

左沢の道の駅で休憩しつつ、この日の設営場所を考える。
時間的には、もう少し走れそうだ。
のの字な道・肘折希望大橋はライトアップされてるのだろうか。ネットであらためて情報検索してみるが、役立つ情報は見当たらない。ちょっと期待して走ってみることにした。

脇目も振らずにひたすら走る。国道458号十分一峠を通行できれば1時間近く時間短縮できるのだが、土砂崩れ復旧作業中なので仕方がない。
なんとか日没までに肘折温泉に到着、ひととおりの取材を終える頃には、すっかり陽が落ちていた。

このまま肘折温泉に泊まるか、近隣に設営するか。
せっかくテントを持ってきたんだから、野営したいよな。
ところが、新庄~尾花沢近隣のキャンプ場はちょっと予算に合わない。
少し迷ったけれど、最上西公園近くのおらだの川公園キャンプ場に設営することにした。

道中のコンビニで夕食を仕入れて設営後、キャンプ場から徒歩5分の宿泊施設で設営申請するとともに風呂を浴びる。肘折温泉から小一時間夜間走行して、すっかり冷えた身体が生き返る。

テントに戻って、夕食を摂りつつ星空を撮影する・・・が、激しく夜露が降りてレンズが結露する始末。寒くて起きていられず、防寒のためのカッパを着たままシュラフに潜り込む。

Day2 2014.10.12

5時半に目覚めたものの、寒さに身体が硬直してスマホの操作さえままならぬ。
帰宅後に調べてみたら、この秋一番の冷え込みで、気象庁発表データで3.3℃、自前の温度計で2.9℃。そりゃ夏シュラフじゃ寒いわな。

7時、ようやく身体を起こす気になり、のろのろとコーヒーを淹れる。
8時を過ぎて陽射しが出てきてテントを乾かしながら撤収する。

立ち上がる靄が、冷え込みを想像させる。これがおらだの川公園キャンプ場。芝のサッチが多くて凸凹しているのが残念だけど、無料キャンプ場なのだから文句は言うまい。

9時半近くになってようやく出発。

鳴子温泉まで数kmの位置にある尿前関近くの大谷川に架かる新旧大谷橋。それぞれ1933年完工、1972年完工だ。新大谷橋は味気ない連続箱桁橋だが、旧大谷橋は味のあるコンクリートアーチ橋である。橋の袂の「食堂芭蕉」が雰囲気を盛り上げる。というか、この旧大谷橋が現役の頃、この食堂ってどうやって集客したんだろう?駐車場はあったのかしらん?

鳴子温泉奥のラウンドアバウトを取材して川渡温泉方面へ抜けようとしたら。
怪しげな廃墟に目を奪われた。ツーリングマップルを見てみたら、「たかともワンダーファーム」とな。地図に載ってるってことは営業してるはずってことだよな。でも、現場は閉鎖して10年ぐらい経っている印象だよ?

帰宅後によくよく調べてみたら、たかともワンダーファームは2008年6月の宮城内陸地震で被害を受け、そのまま閉鎖されたっぽい。私のツーリングマップルは2009年版なので、情報の更新が間に合わなかったのだろう。割と最近まで、旧国鉄車両が放置されていたらしいが、今回足を踏み入れた範囲には見当たらなかった。来るのが遅すぎたか。

川渡温泉から県道267号を快適に流す。とても気持ちのいい道だ。

・・・が。

走っているうちに、いつの間にか市道に変わっているっぽい。
上の写真の地点までは確実に県道だったのに。

ツーリングマップルやGoogle Mapsをチェックすると、どうやらここで山の中へ分岐する作業道が県道指定されているっぽい。何らかの事情で分断してしまったか、最初から未成道なのか。

うーむ。
また興味が湧いてしまった。

この後、ラウンドアバウトを取材すべく仙台市内へ。
今回、仙台市内を初めて走ったのだが、まるでダンジョンのような構造に驚いた。このまままっすぐ走れば目的地♪と思っていたら、まっすぐの道は地面の下だったとか。そして、あまりの坂道の多さに左手の握力が著しく低下。
翌日の天候悪化もあり、夕方には帰路についた。

走行距離 : 1,063.8km
走行時間 : 15時間48分
平均速度 : 67.33km/h
給油総量 : 40.21L
平均燃費 : 26.46km/L


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