昨年の津別峠の雲海に味を占め、今年も大洗発深夜便で道東を目指すことにした。
大洗港FT到着が早過ぎると下船が最後になる反省を踏まえて遅めに出発、FT到着は23時30分。
生ぬるく湿った風が吹く岸壁で、シャーシや乗用車の積み込みを眺めて旅情を掻き立てる。
偶然ではあるが、今年はさんふらわあしれとこに乗船。昨年は例のさんふらわあだいせつだった。
乗船して、いつもどおり風呂→ビール→寝るのサイクルを2セット繰り返す。
途中、酔い覚ましにデッキに出てみたら、丁度魹ヶ崎沖を通過中。本州最東端を訪れたのは6年前のこと。
とっぷりと日が暮れて苫小牧入港、上陸。一路東へ。
今年は新しく手に入れたメッシュジャケットであり、高速走行に備えて追分町ICで防寒対策して道東道へ。
案の定、夕張を過ぎたあたりから急激に冷え込み、占冠PAでカッパを着て気合を入れ直して出発したが、最初の東占冠トンネルを抜けたらひどい霧雨。視界はおよそ30m、前車のテールランプが頼りだが、そのテールランプが見えたら車間距離が足りぬジレンマに悩みつつ、先のカーブが読めないので40km/hぐらいの違反速度で慎重に走行する。後ろの車両に追いつかれることなく十勝清水ICで下道へ。
寒くて歯の根が合わずにガチガチ震え、いつものセブンイレブンで休憩しようと入ってみたら。
同世代と思しき地元の兄さんがTシャツ短パンでアイスコーヒーを買っているではないか。
昨年同様、漆黒の闇と鹿の飛び出しにビクビクしながら帯広~足寄~阿寒横断道路を経て摩周湖第一展望台へ。
が。結果は惨敗。第三展望台も第二展望台跡も、完全に霧の中。ま、世の中そんなに甘くはないわな。
津別峠なら雲海の上かも知れないが、そこまで移動する気合が少々足りぬ。
結局、川湯温泉駅で足湯しながら1時間ほど仮眠して体力回復を図った後に釧路方面へ。
最近流行の?「シカ注意」ペイント。
27年ぶりに訪れた岩保木水門。全然変わっとらんやんけ。
釧路で米町展望台へ行ってみたが、この天気じゃねえ。
どう見てもラブホな釧路埼灯台に立ち寄り、フランス人入植地?な地名のあたりで林道浦雲泊線を経由して難読街道へ。
が、結局ココも霧でどうにもならんので、早々に林道セキネップ線でオタクパウシを経て厚岸まで。
厚岸漁協で生牡蠣3種(カキえもん、マルえもん、ナガえもん)をおやつ代わりに食べる。
道東のベタ踏み坂近くに残っているはずの厚岸フェリー痕跡を探るも特定できず。
車両通行可能のはずの霧多布海岸、実は海岸に出るまでが底なし沼のようなサラサラサンドで、押しても引いても容赦なく体力を奪われる。海岸に出た時点でエンプティ。
砂浜でランチのつもりだったが砂の粒子が細かくてメシを食うのか砂を食うのかわからなくなることを心配して、浜中町を見渡せる高台に移動してのんびりする。
実は初めて訪れた新酪農村展望台。ココいいね。
中標津の根室花まるでおやつ、別海のしまふくろうで風呂を浴びて、例年どおり虹別に設営した。
仙鳳趾の牡蠣パ開始!
ちょうデカい。ひと口はもちろん、ふた口でも入りきらん。 pic.twitter.com/r2lH8cKaZX
— ラス&ロード (@RasandRoad) 2015, 8月 9
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Day1の走行距離 : 678.1km