NZ2 Day2

前日、バイクを借りる際に携帯電話も借りるはずだったのですが、何かでバタバタしていて借り損ねたことに気づきます。
会社から持たされているDoCoMoでいいか、と思ったのですが、Methvenでさえ圏外。ドユコト?と思ったら、3Gは大都会でしか使えないらしい。それはマズい、ってことで、やっぱりChristchurchまで戻って借りることにしました。これで往復200kmほどのロス。
さて、本日中にDanseys Passまで行けるんだろうか?


ともかく、担当者に連絡を取って、携帯電話を貸してくれるように話してみます。あやしい英語がなんとか通じて、09:30に昨日の受け渡し場所に行くことになりました。メスベンから約100km。朝食は用事の後、と決めて急いで出発。
一人で走る早朝のニュージーランド。路上には、動物の轢死体がやたらと目立ちました。ハリネズミとかノウサギ?とか。100km/hでこれに乗り上げたらコケるのは確実なので、ボヤボヤしてられません。もっとも、右を見ても左を見ても羊が点々と群れる一面の牧草地なので、視線はおのずと路面に集中します。State Highwayに出るまでは追い抜く車もなければ出会う車もない状態が続きます。
Christchurchの街中なんとか予定の時刻にレンタルショップで携帯電話を借り、引き返します。10時前ともなれば、南島一番の町はそれなりに人出が増えています。とは言いつつも、ほんの5分で町の出口にたどり着いてしまうのですが。

本日の朝食はアップルパイRollestonの町で、人馬ともに補給です。給油後、他車の迷惑にならない位置にバイクを脇にずらして、じーこさんに教えてもらったステーキパイを求めて店内を探してみたのですが、それよりも目を奪われたのがコレ、アップルパイでした。ま、ご他聞に漏れず甘いワケですが。

geraldineにて小休止街と街の間には基本的に何もないので走るしかありません。街に入れば、店はもちろん、チップ不要の公衆トイレも完備されている街が多いので助かります。そして、トイレの前は10分間なら路上駐車可能に設定されていたりします。Geraldineの公衆トイレ前で小休止です。

この景色、北海道ではありません(その1) この景色、北海道ではありません(その2)
こんな風景、北海道にもゴロゴロしてまっせ。と言いたいところですが、北海道とは大きな違いがあります。ニュージーランドには畑がほとんどありません。おそらく、土地が痩せていて酪農しかできないのでしょう。そういうわけで、ニュージーランドの景色は日高と十勝を足して2で割った後に畑を引いたような印象です。GeraldineからBurkes Passの間にて。
Lake Tekapo「丘を越えると湖が目に飛び込んでくる」という印象が多いのもニュージーランドの(南島の)特徴かも知れません。予定より1時間程度遅れてLake Tekapoに到着です。

Church of the Good Shepherdまずは定番観光地 "Church of the Good Shepherd" 、日本語で言えば「よき羊飼いの教会」でしたっけ?
外見はごく普通の教会ですが・・・

Church of the Good Shepherd 室内この教会が有名なのは、室内からの景色なのかも知れません。この眺め、心を無にして眺めることができましいた(そんな気がする)。

石造りの教会に青空が映えますガイジンさんたちも記念撮影するんですけど、やっぱりどっかが違う。グラビア撮影してるように見えます。
晴れてよかったのですが、風がとても強い日でした。

Lake Tekapoそばの湖畔だいぶ遅くなってしまいましたが本日の昼食です。日本で下調べしておいたLake Tekapoそばのジャパニーズ・レストランKOHAN(湖畔)、じーこさんもオススメでした。
窓からの眺めがとてもいい店です。ランチの営業時間は日曜を除く11時から14時です。ワタシはギリギリ間に合ったというワケです。

サーモン丼有名なのは "Salmon Don" らしく、当然ワタシもそれを注文してみます。
んー、おいしいっちゃおいしいんです。ノシャップ岬の樺太食堂で食べるウニ丼みたいなもんでしょうか。

まっすぐなみち、キタ━(゜∀゜)━!で・・・食後にこういう道を通るんですもん。絵になると言えば絵になるのかも知れませんが・・・睡魔に勝てって言うほうが無理あるでしょ?

Tekapo Canalで、これはLake TekapoとLake Pukakiの間を結ぶTekapo Canalです。誰?絵の具流したの?・・・てなカンジの、湖の色と同じ水色です。

カーブ進入安全速度は85km/h街と街の間は基本的に100km/hが制限速度なんですが、カーブにさしかかると進入安全速度の標識があります。日本でもタマに見かけますけどね。で、ここだと85km/hってこと。けっこうな急カーブなんですよ。対向車も85km/h前後で来るってことですよね・・・センターを割らないようにしなきゃ。

Lake Pukakiから眺めるMt CookLake PukakiからMt Cookを眺めてみます。見事なほどに雨が降っていることがわかります。風も強いし、予定していたMt Cook見物は次の機会にします。

もうエェっちゅうぐらいに広大な自然もうエェっちゅうぐらいに広大な自然、だんだん飽きてきました(笑)
でも、このSH83って道はステキな風景がいっぱいです。もう少し早い時間に通過できていれば、あちこちで足を止めて写真を撮れたのに。

Takiroa Maori Rock Art唐突に現れる、岸壁面に無数の穴が開いた "Takiroa Maori Rock Art" 。バイクを降りて少し眺めてみるが・・・管理人がいないからなのか、落書きされていたりゴミが多数あったり。ま、どこの国でも似たようなものね。
このRock Artを過ぎれば、Danseys Passへの入口であるDuntroonの街です。

Duntroonから約15km、途中何箇所か迷いそうな箇所に出ている案内板を確認すれば、まず間違いなくこの位置までたどり着けそうな印象を持った。これがDanseys Pass Roadのはじまり。

この景色、北海道ではありません(その3)写真を撮る余裕がある場所での写真は、すごいというよりはキレイな場所であることが多いですね。こういう道を50km/hぐらいでトコトコ走ります。この後、だんだんと道が険しくなってきます。道を踏み外したら助かりそうになく、落ちたこと自体が誰の目にも留まりそうにない、そんな道。ちうか、コケても車体を起こせそうにない道。念の為に携帯電話を確認してみます。
圏外・・・とほ。

OtagoとCanterburyの峠なんていう峠だろう。Otago地方とCanterbury地方を分ける峠のようです。ここまで、ヒィヒィ言って走ってきました。上り下りがキツくて・・・後輪をロックさせ、ドリドリしながら下るなんて。ちなみに、いざとなったらバイクを投げる心構えはできていました。借りモンだしw

これがDanseys Pass Coach Inn
そんなほうほうの体でこの建物が目に飛び込んできたときの感激!着いた、着いた!と心の中で叫んでいました。そう、今晩の宿泊先、Danseys Pass Coach Innです。
結局、予定より1時間遅れの19時ちょうどに到着。
こんな木造吊橋もあります荷物を解くのももどかしく感じつつ、陽のある間に写真を撮りに出る。こんな木造吊橋もあり、気分は上高地帝国ホテル。って、結局日本のどこか似ている場所を探して比較してる自分に苦笑です。
もう少し周囲を散策したいけれど、時間切れ。残念です。全ては到着遅れが原因。つか、携帯を借り忘れたのが原因か・・・

部屋もクラシック外見も中身もとてもクラシックというか、オールディーズなホテルです。シャワーとかトイレは最低限とは言え、必要十分な施設。ちゃんとお湯も出ますw
昔の財産をしっかり守っている、そんな雰囲気満点のとてもいい宿です。もちろん、携帯電話は圏外です。

この日もラム肉
結局ずっと強風で、かいた汗は冷や汗だけの1日でした。シャワーをさっさと浴びて、20:30から夕食です。スープとガーリックパンとラム肉を単品で注文し、後は適当にビールとワインを飲みます。
や、SPEIGHT’S OLD DARKの旨いこと!
バーの雰囲気もよく、もう少し飲んでみたかったのですが、ディナーのワイン3杯とビール4杯で酔いが回り、そのまま撃沈でした。
この日の走行距離 : 556km
この日の給油量 : 22.92L

NZ2 Index


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