ツーリング

NZツーリング Day5

今日は西海岸を北上する。
事前の情報が全くなかった宿 "The Old Church" がどんなトコなのか、とっても興味津々なわけで。←そういうトコになぜ泊まろうとする!?


朝食の買出しをしておくことを忘れていて食べるものがロクにないので、同宿の人たちに別れを告げて早々に出発する。
前日にCardrona Vally Roadを下ってきて知ったのは、Wanakaは坂の町であること。きっといい眺めの場所があるに違いないと思って街の中を少し走らせてみるが、それほど急傾斜ではないのでこんな写真の風景がほとんど。天気がもう少しよければLake Wanakaと空の水色がいっそう映えるのだろうが。

WanakaはSH84の終点。何か萌えるものはないかと探してみたが見つけられず。仕方なく、そのままSH84を東に向かって走る。ほんの1kmちょいで南側に見えるのが、この傾いた建物。ほう。これがPuzzling Worldなのね。ま、だいたい展示物の想像はつくし、時間に余裕があるわけではないので写真だけ撮って先に進む。こういうテーマパークはアメリカと日本が圧倒的に面白いので、何かネタでもない限り行くことはないだろうなぁ。第一、ニュージーランドには「自然」という素晴らしいものがあるじゃないか。それを楽しみに来たんだもんね。
SH84は2kmで終わり、SH6に合流する。

Lake Haweaの街で何か朝ごはんを、と思っていたのだがマトモな店がない。つか、時間帯が早すぎて?開いてない。仕方なくそのまま先に進む。
途中、写真のようなNew Seal(新しい舗装)の道に出会い、ガタガタになりながら。ニュージーランドの道路の舗装って、下地の砂利を撒いた後にタールを流し込んで、その上から細かい砂利をばら撒くだけだそうで。その砂利をキレイに埋め込むのは、走行する一般車の役目。だから、新しい舗装はグラベルロード状態だと。ブレーキをかけると尻を振るので怖いっす。そのため、前もって "NEW SEAL – NEXT 3km" なんて標識が出ている。

だんだん空腹が極限状態に近づいてくる。非常食としてパニアケースに入れておいたミロバーを取り敢えず腹に入れて空腹をしのぐ。んー、こういう風景を見ながらってのは、何を食べても幸せだ。

右手にLake Haweaを見て走った後、すぐに左手にLake Wanakaを見て走るようになる。だんだんサザンアルプスに入っていくのがわかる。そのLake Wanakaが見えなくなった頃に現れた街、Makarora [Google Maps]    
Mt Cook見物のセスナが道路と並行した滑走路から離着陸する。その瞬間はまるで道路に降りてくるのかと思えるほどに滑走路と道路が隣接している。そんな滑走路の前にある観光案内所(というより、遊覧飛行の受付所?)にはカフェとガソリンスタンドが併設されていて、朝食はもう少しガマンすりゃよかったと少し後悔した。

ともかく、ここでトイレ休憩。トイレに向かうと・・・イキナリ写真のような自動販売機が。遊覧飛行で意気投合したオニィさんとオネェさんがコレを手にしてどこかでイチャイチャすることを想定しているのか?

Mt Aspiringの森を抜けるワインディングロードを抜けると、そこは西海岸で最も南にある街らしい町、Haast。ここで早めの昼ごはんと思っていたのだが街がどこにあるかわからず、気がついたら橋を渡っていた。後で地図をよくよく眺めてみたら、旧道に面していた街という印象を持ったが果たして?
ともかく、先に進めばどこかでありつけるでしょ、オーストラリアだと生死を分ける判断になるかも知れないけれど、ニュージーランドは所詮島国、と楽観的に考えておく。

とは言いつつも、走っていると寒くて空腹感が募ってくる。服装はフリース2枚+ゴアウィンドストッパーのジャケット+インナーつきライディングジャケット。日本の冬場のツーリングと全く同じ格好だ。結局、NZツーリングのほとんどはこの写真のようにマスクをして走る羽目になった。この格好でカフェやガソリンスタンドに入って店員と話をすると、みんなドキッとした表情をくれます。ギャングみたいで怪しいから?と思っていたのですが、ある街の店員が話してくれました。「身体の具合が悪いのか?」特に白いマスクをするのは重症患者か医療関係者だそうで、そういう目で見られていたのか。

で、逆に停まると天気がいい日は暑くて。だから食べ物はなくても水は不可欠だ。私もツーリング中は常に1リットル以上の水を常備するよう心がけておいた。日本のように少し走ればコンビニがあるわけではない。ガソリンスタンドを見つけたら、給油しなくても水だけは買っておく。ただ、この水が高い。0.8リットルのボトルで300円前後。88円で麦茶を買えるセイコーマートは日本の誇りだ(笑)

どこかでみたことあるな、と感じる風景によく出会う。じーこさん曰く「昭和の香りのする日本」と。

こういう景色を見るとつい停まってしまうから前に進まない。

Fox Glacierの街に入る前に見つけた交通安全啓発の掲示。これを見て、ようやく気づいた。制限速度は100kmで走れって指示じゃないんだよね。アタリマエっちゃアタリマエのことなんだけど、前にも後ろにも車がなかったり、逆に煽られたりするとついつい忘れてしまう。

Fox Glacierは氷河のすぐそばに行けると聞いていたので、少し立ち寄ってみる。ダートな駐車場に停め、往復1時間の凸凹な道のりを歩く。途中、写真のような岩の川を渡るところもある。

やがて見えてくる氷河。あれが氷河の終端か。初めて見る氷河は少し意外な印象、こんなに黒っぽいのね。岩を削りながらせり出してくるからだろうか。

こんな自然な川を3本ほど越えてさらに奥へ行く。
この写真に写っているのはクライストチャーチから来た赤ちゃん連れの若い夫婦。赤ちゃんを抱いたダンナが言う。
夫「んーー、こういうときはやっぱりレディファーストだよな」
妻「何言ってんの?こういうときはベビーファーストなんだからっ」
夫「なんだよ、そのベビーファーストって」
妻「それが我が家のルールでしょっ」
よかった。どこの国でも(少なくともニュージーランドでは)レディファーストの概念ってこの程度なんだよね。

さすがにこういう景色を目の当たりにしたのは初めて。迫力ある、の一言に尽きる。

中央のくぼみが氷河の終端で、ここから川が始まる。数十分の間隔でこのくぼみ周辺の氷河が崩れ落ちる。その音は豪快なんだけれど、ムービーに撮れなかったのが残念。

Fox Glacierを出発するも、どうにも空腹をガマンできず(我慢するようなことか?)、夕食の材料も買わないといけないので、次の街Franz Josef Glacier [Google Maps]     であらためて小休止する。路肩の駐車スペースは60分以内ならOK。まずはカフェでパイを食べる。NZ$4.50(約400円)と高めだがサーモンチーズパイってのに惹かれて、それとショートブラックってコーヒーを注文した。パイって名前でミートパイみたいな味を想像したのだが、これはピザパイ系だった。チーズの量がハンパなく多い!

ニュージーランドのコーヒーは、ショートブラック(いわゆるエスプレッソ)、ロングブラック(これが普通のコーヒー)、フラットホワイト(カフェオレ)って呼ぶそうだ。ワタシは「長いブラック」じゃなくて「間違ったブラック」って言ってしまいそうで、「ワンカッフィー。あー、ロングブラックね。」なんて注文をしていた。
この後、Four Square Supermarketっていうチェーン店なスーパーに寄って買い物する。ビールはアワアワになるのが嫌なので宿の近所で買うつもり。

あと数kmでWhataroaという街に入るというところ、Waitamgitaona Riverを渡ったところでこれから向かう方向を見ると明らかに雨。通り雨っぽいので、ここでしばらく様子を見る。
数分で雨の様子はなくなり、Whataroaで給油する。

Whataroaの街が終わる寸前の場所でパトカー発見。76 Lubricantsみたいなカラーリングなのだが、こういうSUVぽいパトカーもあるのね。ただ、こんな田舎町にも出没してるところを見ると、やはりスピードには注意しておかねばならない。10km/hオーバーでも摘発されるらしいし。

と思ってほんの数km走ったところで・・・後方から急速に接近する白い車を認識。屋根に何かを積んでるっぽいので、自分のスピードをあらためて確認する。100km/hをほんの少し越えていたのでアクセルを少し戻し、前方5割後方3割側方2割(や、景色がいいもので、ついw)の比率で注意して走る。すると・・・

屋根の積載物がイキナリ赤青交互点滅、そしてヘッドライトが左右交互にハイフラッシング!
m9(^Д^)プギャー キタ━(゚∀゚)━!
なんでやのん?なんでやのん?減速前の状態で摘発されるのん?それとも、何か事件発生でどっかに急行するのん?とドキドキしながら、一応ハザードを点灯させて路肩に停める。その直後!ミラーの視界内でそのパトカーは白煙をあげつつスピンターンして反対方向に行っちゃった。対向車線のトラックを追いかけて。

たぶん、そのトラックは100km/hを超えていたのだろう。対向車線の車速検知をするってこういうことなのね。つか、交通量が少ないからできる技ではあるわな。

今回の旅のお楽しみのひとつ、野湯遊び。調べておいたAmethyst Hot Springsに行くつもりで、Wanganui River東詰にある枝道を入って約2km進んだ右手の川原にあるらしい。

枝道に入って、崩壊寸前のコンクリート製の橋を過ぎ、距離的に言ってこの石のバリケードあたりのはず・・・
踏み分けられた草の中を歩いて川原に出るのだが・・・野湯らしきものは見当たらない。上流方向から下流方向にそれぞれ7~8分歩いて探したが見当たらない。水溜りに手を入れてみても冷たいだけ。ここのところ雨が続いたから増水してるのだろうか。残念。

野湯は季節もの。想定の範囲内なので本日の宿へ向かう。が、そもそも宿がどこにあるのか詳細な情報がない。State Highway 6沿いにあるってことだけ。

そんなエェ加減な~と思いながら注意して走っていると発見。確かにState Highway 6沿いとしか表現できそうにない場所だ。
とりあえず、オーナーらしき人物に声をかけ、予約しておいたことを告げてチェックインする。

Churchの中でビールを飲んでもよいか?と聞いたら「3回回ってワン!と言え」って日本語で言いやがる。ドユコト?挫けず、近所でビールを買えるところはあるか?と聞いてみたら、「ここから16kmほどのところにあるRossって街で買えるよ。10分ほどかかるけど、Hokitikaに行くよりマシだろ。今ならまだ店は開いてる。」って・・・
16kmって言ったら、ワタシん家から日本橋までの距離です。それを10分で行け、と?

ハイ、確かに10分で着きました。
ガソリンスタンド兼ホテル兼スーパー。ホテルの前にガソリンタンクが埋め込まれているなんて、すばらしい環境と言っていいのだろうか?ともかく、ここでビールを3缶頂戴!って言うと、店主のおっさんは「そんな中途半端な数では売れん。半ダース単位だ。お前、男だろ?」と言いたいことを言ってくれる。「ペトロ入れるからさ、3缶だけ売ってよ!」ってお願いしてもダメ。売れない理由をあーだこーだと解説してくれます。面倒になって、結局半ダース買ってしまった。

これが今晩のお宿、 "The Old Church" [Google Maps]     、建物の割には看板がイケてないけど、そんなのはどうでもイイことだ。

Rossの街にあった教会をそのままトレーラーに乗せてここまで持ってきたそうだ。その移設の写真を見せてもらった。

若い夫婦が経営するこの宿、ふたりとも留守にすることが多いので?泊まりたい人は空いてるベッド欄に名前を書け、とのこと。ワタシは予約しておいたので既に書いてあった。

靴は脱いでくださいと書いてある。
オーナーさんから日本語で言われた。「ウチ、和式じゃけんの。」
どこで日本語を覚えたのか?とにかく怪しさ満点の宿だ。

賢そうな犬もいる。
ミネストローネ風のスープを簡単に作って、庭で食べる。

あぁ、この至福のとき。
6本買ったビールの1本目w

暖炉で暖まりながら他の客やオーナーさんに、近くで面白そうな道がないか尋ねてみた。海岸沿いのBoldhead Roadはどう?と聞いてみると、グラベルだけど硬く締まっていて走りやすいとのこと。オーナーさんが日本語で補足してくれる。髪をかき上げながら「っていうかー、それってチョーらくしょーじゃーん!」
テメー、どこで日本語覚えた!?

この日の走行距離 : 444km
この日の給油量 : 12.68L

NZ2 Index

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