桃見の続き+新東名ツーリング

なんなんだ、このツーリングのネーミングは。
手っ取り早く言えば、手っ取り早くもないけど、先週F650ML関東ミーティング前後に訪問する予定だった場所へ行けなかったので、そのやり直しということだ。
加えて、ので、訪問しておこうというもの。


首都高6号向島線が両国JCTを先頭に堤通付近まで渋滞しているとの情報だったので、とりあえずC2で中央道へ向かうことにしたのだが、これが間違っていた。板橋JCTから江北JCTまでガッツリ詰まっていてどうにもならぬ。都心を西へ抜けるには、やはりC1経由のほうが幾分早そうな印象である。

2週連続の中央道、特別寒くもなく、かと言って暑くもなく、笹子トンネルを抜けたところで陽射しも出てきた。韮崎で降り、まずは青坂バイパスへ。
松下電器のグループ会社のような名前の怪しい宗教団体のマークのような警戒標識は取り除かれ、ごく普通の県道になっているのを確認し、併せて青坂隧道の在りし日(撤去されるかどうかは知らないが)の写真を収めておく。これはあらためて記事に残しておきたい。

次に桃花橋へ向かう。2003年7月以来の訪問である。前回はちょうど桃が結実していて、次に来るときには花が咲いているときに来たいと思っていたことを思い出した。

のの字再撮影の後、R52を南下して山梨r421へ。夜子沢~中山~遅沢という集落を結ぶ県道だが、1300万年~600万年前の貝やサンゴの化石産地でもある。また、夜子沢集落のはずれでは透石膏という石が採集できたらしいのだが、私が初回訪問した時点(2002年7月)で既に昔話になっていたようだ。

ちょうど間遠跨道橋でF650GSのOdometerが26,000kmに到達。前回訪問時は法面工事のため満足に写真を撮れなかったが、今回は堪能するまで撮ることができた。間遠跨道橋のすぐ上には間遠トンネルがあるが、さらにこの上には間遠峠があるはずである。旧中富町史によれば間遠峠は江戸時代から開削されていたようだが、こんな崖っぷちに街道を通していたとは信じがたい。

トンネルを抜け、2つ目の集落である遅沢にて不思議なものを発見。
これは・・・T-33練習機らしきもの、なんだか識別できないヘリ、そしてなんと、Mirage 2000かF-104Jか知らないけど超音速系戦闘機が屋根に乗っかっているのである。なんでこんな山の中に!?
前回通ったときにもあったのかなあ?

このまますぐにR52に復帰しても面白くないので、鉄道も国道もない町・早川町の奥へ向かって、時間的に行けるところまで早川を遡上してみることにする。できれば雨畑湖まで行ってみたい。・・・のだが、ほんの5kmほど進んだところで残り時間があまりないことに気付いて断念。南アルプスを眺めてみるも、山伏峠方面も安倍峠方面も雲の中なので、後ろ髪を引かれることなく南下する。

R469交点から南のR52は初走行。
甲駿橋付近で地図を眺めてみると、何やら色々な番号の県道が交錯している様子。
準備不足を嘆いても道は拓けない。唐突に道活を始めるとろくな事にならないのは何度も経験済みなので、調査してから再訪することにする。

で、R52を再び南下すると唐突に現れる看板。

「ヤングライダー諸君」
いい響きだ。今後使わせてもらおう。

「これより茶どころ無茶やめて」
オヤジっぷり全開だわ。

もしかして、静岡県全域にこの看板があるとか?

次の目的地は新東名清水PA。
PAにクシタニが出品していて限定商品も多数あるとの話を聞き、観光を兼ねて立ち寄ってみる。
が。わかっていたことではあるが、がががが。

ちなみに、新東名清水PAはこんなロードサイドを通って下道からPA内にアクセスできる。もちろん徒歩限定だけど。

新東名は設計速度140km/hのうえに最初から3車線の道幅を確保しているものの道幅が広いと自然と速度が上がってしまうらしく、100km/h制限にする都合上、敢えて車線幅も狭くしているらしい。噂なので信用していいのかわからんけど。

2012年1月1日から首都高の料金圏が撤廃されたことに伴い、東名道から首都高を連続して利用する場合は横浜町田IC~保土ヶ谷バイパス~首都高で都心に向かうほうが幾らか安くなったので、そのようなルートを選択する。ついでに、先日取材し損ねた横浜国立大学橋に立ち寄ってみる。
さらについでに大黒PAに立ち寄り、帰宅したのは18:45。久々に満足感の高いツーリングであった。


移動時間 : 7時間01分
走行距離 : 467km
給油総量 : 17.64L
平均燃費 : 26.47km/L