四国九州ツーリング2015 Day7

Day7 / 2015-05-05

いよいよ九州内最終日。
いやあ、阿蘇は火山灰がすごいわ。眼がチクチクするけど、こすったら確実に眼が潰れるので我慢じゃ。
友人たちは雲仙方面へ行くというので、万が一スリップダウンしても助けてくれる手がある間に出発する。

本日の取材予定は竹田方面の屋根付橋と円筒分水。そして、時間があれば別府の鳥越峠橋

5時半起床。微妙にザラザラしてるテント内をさっさと抜け出し、撤収~

このへんに「もうひとつのラピュタの道」があるはずなんだけどな。曲がるべき交差点を見失ったみたいだ。(実は、この写真を撮った先を曲がるべきだった)

熊本県道217号が突然市道(か農道)に切り換わる地点あたりに残る謎の石碑。あまりに達筆で解読できぬ。

屋根付橋の阿蘇望橋。想定していたよりも遥かに大きな橋で、ちょっとがっかり。

これは荻神社参道の屋根付橋。桁は鋼製だけど、こういうのが屋根付橋のあるべき姿だと勝手に思ってる。

荻神社から南へ走ると「荻岳展望台」なる看板が目に入った。なんとなくいい眺望の予感がして、そちらへ向かう。
これは・・・なかなかいい場所ですよ?すすきの季節に来てみたいが、機会はあるだろうか。

その荻岳山頂へ向かう道路で写真のようなCattle Grid(米語ではCattle Guard、豪語ではStock Grid、乳語ではCattle Stop、日本語では家畜脱出防止溝)に遭遇。乳国(ってNew Zealandのことね)二輪旅行では何度も見かけたが、まさか日本にも存在するとは思わんかった。北海道でも見たことないな。

豊後荻駅近くの山崎川に架かる岩戸橋ファミリー。写真下から順に、

  • 竣工年不明(昭和?)の岩戸橋(の高欄)[人車馬用]
  • 1849年(嘉永2年)の岩戸橋[人車馬用]
  • 1920年代(大正末期)の荻柏原井路岩戸水路橋[用水]
  • 1988年(昭和63年)の岩戸サイホン[用水]
  • 2002年(平成14年)の岩戸大橋[人車馬用]
が同居している場所なのである。

この後、音無井路の円形分水で北九州のCBR乗りに遭遇。同じ体臭をお互いに感じ?あいさつと情報交換した。あちらさんは素堀隧道ファンとのこと。ここに来たのなら白水堰堤と沈堕の滝には行くんでしょうな、と常識のような口ぶり。ノーマークだったので素直に聞いておくことにした。
白水堰堤のことは別記事にするので暫し待たれよ。と言うのはちょっとアレなので、撮影した動画を見ておいてください。心打たれる造形美なのです。

白水堰堤を出発、ナビがガイドするままに走行する。
妙に細い道を案内しやがるな・・・と角を曲がったら、コンクリートの簡易舗装ではあるが落ち葉が堆積した激坂。Uターンを試みようと一瞬よぎったが、坂の下側に足がつかないこと確実だし、そもそも転回するだけの道幅がない。仕方なく、ブレーキ調整だけで慎重に下ってゆく。少し開けた場所で農作業中の兄さん発見。
ちょっと通らせてもらいますにゃ、と声をかけたところ、驚愕の眼で見られた。
その表情は尋常じゃなかったので、この道は県道に出られるか?この先に階段はあるか?と確認してみる。
「行けないことはない。階段はない。しかし、ここを通るバイクは初めて見た。」
この会話の間も、ブレーキは強く踏みっぱなし握りっぱなしである。

冷や汗を流しながら県道8号まで5mの位置にやってきて、固まった。
この旅の最大斜度、推定53%(角度にして28°)だ。路面に堆積した砂と落葉のおかげで、ブレーキをかけていても車体はズルズルと滑ってゆく。800ccの重さを感じる瞬間である。
そして厄介なことに、最後の道路接続部分に緩和勾配が一切ない。
ゆっくり進んだのでは足がつかなくなる。中途半端な速度ではフロントフォークが底を打ってバランスを崩しそうだ。バランスを取れる程度に勢いをキープしたら県道8号を通行する車両に衝突する。
出した答えは「足をつかずにゆっくり進む」

なんとか無事脱出成功。
さっきの兄さんに脱出成功を報告しに行ったが、もういなかった。オレ、脱出に何時間かかったんかな?
早く立ち去りたい一心で写真を撮るのも忘れて出発。

県道8号と緒方川を跨ぐ明正井路第一拱石橋。1919年(大正8年)竣工の現役水路橋だ。石橋はもちろん興味あるし、ちゃんと取材もしたけど、本日の興味はその向こうに見える昭和の橋梁・太鼓橋。
詳細は別記事にて。

烏嶽円形分水を経由して、沈堕の滝へ。

沈堕発電所の遺構が素晴らしい。滝と発電所遺構の間に見える小さな滝のようなものは、発電所の放水口とのこと。

散策路を通って滝に近づく。解説を読まない限り、これが自然の滝とは思えぬ。実際には、見えないところで滝の壁面にロックボルトを打つ等の崩落防止工事が行われているそうだ。

その沈堕の滝から国道に戻って1km足らずの場所で圧巻な風景。豊肥本線の百枝トンネルと百枝橋梁と沈下橋。

さらに東進すると、三重町駅前で気になる交差点を通過する。

気になるので戻ってみた。市場ロータリー。昔、この交差点は円形交差点だったのだろうか。地理院地図の航空写真でチェックしてみたが、1948年(昭和23年)時点では道はなく、1975年(昭和50年)時点では通常の十字路である。三重町史を読んで見れば何かわかるだろうか。

阿蘇の火山灰を洗い流しておきたかったが、ちょっと時間が足りないようだ。
予定どおり、鳥越峠橋を通って西大分港へ。出航90分前に無事到着、乗船。

振り返ってみれば水工構造物巡りの1日だった。石橋にのめり込むから大分県に近づいちゃいけないってあれほど言い聞かせてたのに。


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