山陰ツーリング2010

今年のGWツーリングは山陰方面。
NHK朝ドラ(2年前の「だんだん」+現在の「ゲゲゲの女房」)の影響なのか、直前まで宿を確保できず、どういうルートにするか迷いに迷ったけれど。

絶対に外せないのは、本州最西端・毘沙ノ鼻。
確実に訪問するために、まずフェリーで北九州へ行き、本州最西端に到達した後にゆったりと山陰各地を巡るルートに決定した。東京から本州最西端へ向かうのなら自走で行くのがスジのような気もするが、往復ともに自走する勇気はないし、帰路にフェリー乗船となると行程中の時間的束縛を受ける印象があるからだ。
そして、2003年2004年2006年に山陰方面をツーリングした際に取りこぼしたのの字を拾うことも、今回の大きな目的である。


Day1(東京~大阪南港)

フェリーは南港20時発。18時頃までに到着すればいいので、高速の混雑を考慮しても東京を9時に出発しても余裕がありそうだ。とは言え、何があるかわからないので、さらに余裕を見て7時に出発する。岡崎付近の渋滞に辟易としているので、今回は中央道ルートだ。その後、名神・新名神・名阪国道いずれのルートにするかは、恵那峡SAか屏風山PAで混雑状況を確認して決定する。
あいにく、昼前後に中部地方を雨雲が通過するようなので、出発時からカッパを着ておく。

中央道は、八王子JCT付近で事故渋滞があっただけで、それ以外は快適に流れている。
双葉SA付近から雨が降り出す。長野県に入った途端に冷えてくる。温度計を見ると8℃。猛烈な雨と寒さにスピードを上げられず、駒ケ岳SA付近でようやく雨が止んだものの気温が低いのでカッパを脱げない。恵那山トンネルを抜けたところで、ようやく青空となり、気温も上昇してきた。昼食と給油のため、恵那峡SAで休憩してカッパを収納する。

交通情報をチェックすると、一宮付近と瀬田東JCT~大山崎JCT付近で渋滞が発生しているようなので、名阪国道ルートに決定。名阪国道針IC前のファミマで最後の休憩を取り、河内長野の林道ループを訪問するため、生駒山地越えはR309を選択する。

途中、大阪府唯一の村、楠木正成生誕の地と言われる千早赤阪村の道の駅に立ち寄ってみる。まるで八百屋のような道の駅だ。
どこでのんびりし過ぎたのか、河内長野の山中で既に17時。ぼやぼやしていると、乗船手続き締め切りになってしまうので、残り30kmほどの道のりを急ぐ。しかし、R310は片側1車線で道幅も狭い。夕方の買い物時間帯ということもあって、まるで前へ進めない。

南港到着は18時30分となり、バタバタと手続きして乗船。
とりあえず風呂に入って、ビールで極楽へ。最近聞いているPodcast、旅バイクのMCであるratさんが乗っているはずなのだが、見つけられない。とりあえず弁当を食べていると、どこかで見たことある人が声を掛けてくる。旅バイクの中でよく語られるまったりーだーさんだったのだが、F650MLのアノ人だったんだ!
まったりーだーさんと6年ぶり?の再会を祝し、ratさんの強烈な経験(というより、ネタ?)を酒肴にして、ダラダラと宴会状態に突入してゆく。

Day2(新門司~仁摩)

関門トンネル門司側ポータル拡大する
08時20分着岸、09時05分下船。
九州上陸早々に言うのもナニだが、山口県入りするために関門トンネルへ向かう。
昨年暮れの関門トンネルリフレッシュ工事でいよいよETC化されるのか?と思っていたが、やっぱりETCは整備されていないままだった。ETCゲートがないばかりか、料金所でETCカードを提示しても使えないそうだ。無料化の予定がない区間なのだからETC化してもよさそうだけど、開通50年以上のベテラン有料道路であるが故に、回数券対策等、様々な問題があるのだろう。
09時25分、山口県入り。九州滞在は、わずか20分であった。

新下関駅で最西端到達証明書を入手し、一路最西端へ向かう。
単に最西端へ行くだけでなく、途中にある橋も最西端(実は、この先にもいくつかの橋はあるのだが)なので、撮っておきたかった。それがこの「最西端橋」である。
全くもって、「で?」と言いたくなる。

場所 : 日本、山口県下関市 付近 ( 北緯34度5分40.49秒 東経130度52分45.62秒 )
撮影日時 : 2010年04月30日 10時27分41秒  機材 : W53S

雨が断続的にぱらつくイヤな天気の下、最西端の毘沙ノ鼻でお決まりの記念撮影。
この後、本当の最西端がある下関市のゴミ処理場に行き、中に立ち入らせてもらえないか聞いてみる。聞くために、平日に訪れるようなスケジュールをわざわざ組んだのだ。
結果は半ば予想通り、ダメ。

ここまで来たら、何はなくとも角島大橋。
いつ来ても、海の色がキレイだ。この日は風が少々強くて、渡るのに難儀したけれど。

長門ではパトカーのナンシーに遭遇、萩・三隅道路では白バイの先導、萩ではおっそろしく早い原二のおまわりさん(いろいろ雑談したところ、アフリカ象使いとのこと。早くて当然だな。)がいて、まるで前に進まない。温泉津温泉につかりたかったが、ちょっと時間が足りなさそうなので、早々に諦める。

萩・石見空港、ループ橋の板井川大橋を経て、世界遺産エリア内にある城福寺ユースハウスに18:30到着。

毛利元就ファンのレキシ青年とふたりの夜を過ごすw

Day3(仁摩~温泉津~庄原)

宿泊した仁摩は鳴き砂で有名な場所である。
おっさんひとりがハダシで砂浜を歩くのは絵にならないので、というよりも怪しいので、仁摩サンドミュージアムにある世界最大の砂時計を、博物館建物外側から眺めるだけにしておく。なぜ外側からなのか?朝8時にはまだ開館していないからだ。

前日時間切れでパスした温泉津温泉で朝風呂をつかう。
公衆浴場は元湯と薬師湯の2軒があって、元湯はメチャ熱いと聞いていたので、薬師湯へ。
予想していたとおりの混雑ぶりだったが、島根県に多い茶褐色の湯で、とてもいい湯であった。

温泉津から銀山までの銀山街道に沿うように指定されている島根r201(これがなかなかエグい険道であった)を通って石見銀山へ。途中、降路坂への分岐があったので道端にバイクを停めて少し歩いてみたものの・・・昔、銀を背負ってこの道を幾万もの人たちが歩いたのは本当だろうか。とてもつらい道だ。
石見銀山到着は09:45。混雑する前に到着できた・・・と思っていたが、実は既に混雑していた。27年前に来たときはとことん寂れた街並みで、観光客なんて皆無であったのだが、世界遺産登録は偉大である。心なしか、板塀もキレイになったように見える。
というワケで、左の写真は久々の世界遺産&F650MLシリーズ。

快晴の下、三瓶山を経て、美郷町へ。
美郷町(旧邑智町)はとても懐かしい場所。某競技の日本ジュニア選手権が高校2年のとき、国体が高校3年のときにこの地で開催され、出場したからだ。当時の地元代表の消息を聞きたかったが、思い出は思い出にとどめておくことにした。景色は当時のままだ。

梨の里ループ橋から犬伏山ループに向けて、県境の山深い林道を抜ける。最短ルートの林道旅迫線を選択したのだが・・・舗装工事なのか砂利撒き立てなのか、とにかくすんげー深ジャリの道であった。リムが完全に埋まるフカフカの深ジャリ+あり得ないヘアピンカーブに四苦八苦しながら徳前峠を越え、島根/広島r109へ出る。
このあたりにも銀鉱があったらしく、「間歩」の看板が出ている。石見銀山を見た(今回は間歩はパス)後だったのでスルーしたのだが・・・こんなに整備されていたとは、県道から見ただけではわからなかった。これは失敗だ。立ち寄っておけばよかったと今さらながら後悔する。

本日最終のの字の油木大橋を経て、東城から広島r23を通って庄原へ向かう。この広島r23が実に快適な道なのである。
途中、左の青看を見て脊髄反射で右折したものの、行けどもループ橋なんてない。もしかして、奥出雲おろちループのことを指してるんじゃないか?と、ようやく気づき、引き返す。
さらに進むと「日本ピラミッド」なる看板が。比較的近そうなので、とりあえず寄ってみることにしたのだが・・・こちらも、行けどもそれらしきものは見えず、看板も出てこない。諦めて宿へ向かう途中、立ち寄ったコンビニにいた地元のバイク乗りに尋ねたところ、「ワケわかんないでしょ?あれが庄原のイチ押し観光スポットなんです(泣)」と嘆いていたのが印象的だった。

宿にチェックインして、合流するはずのヤマグチさんを待つ。
その間に、夕食の店をチェックするのだが、なかなか適当な店が見つからない。
そうこうしている間にヤマグチさんが到着したので、比較的宿から近そうな店へ向かってみる。

で、入った店がココ蔵人である。まったく期待していなかったのだが、意外にも安い・旨い!ホルモン鍋に舌鼓を打ち、焼酎の多さに舌を巻いた。もう一度、この店に行くために庄原に行ってみたい(とまでは言わないけど、それに近い)と思わせる、若い店主が頑張っている店だった。

Day4(庄原~日御碕~浦安)

micさんがすぐ近くで設営しているらしい。
ヤマグチさんと庄原を出発、奥出雲おろちループを経由して道の駅・酒蔵奥出雲交流館で合流する。

日本一のパワースポットとして注目されているらしい須佐神社に立ち寄ってみる。ヤマグチさんがいろいろと解説してくれるのだが、あいにく霊験に極めて不感症のワタシなので、道中安全だけをお祈りしてぼんやり眺めて終わる。

出雲大社は平成の大遷宮にも関わらず猛烈な人出。お参りさえ大行列していたので、早々に退散する。ま、オトコ3人で出雲大社にお参りしてもなぁ。

ここまで来たら、何はともあれ日御碕灯台。
駐車場から海岸まで、まるで東尋坊のような展開に大ウケしつつ、美しい灯台を眺める。

島根半島を県道と広域農道をつないで東へ。

米子空港に立ち寄ると、さすが鬼太郎と一反木綿がお出迎え。
そういえば、米子鬼太郎空港に名称変更するんだっけ。

境港のみなと温泉で一風呂浴びるつもりだったが、現地へ行ってみると30分程度の待ちとのこと。
待ってまで入るような風呂じゃないとのmicさんコメントに従って、先を急ぐことにする。とは言うものの、この先に空いていそうな温泉は殆どない。なかやま温泉に立ち寄ってみたがこちらも受付で30分待ち。仕方なく、この日はホテルのシャワーであきらめる。

この日の宿は浦安駅前の、窓から漁火が見える豪華なシーサイドホテル。さすがGWの日曜日だけあって、米子や境港市内のホテル、大山のペンションなどは全く予約できなかったのだ。さっさとシャワーを浴びて夕食へ。この街で気の利いた店を期待するほうがムチャなので、近場の居酒屋で済ませようと3人で同意して、国道沿いの桜花火という名の、見た目少し怪しげな店へ。
が。
ここが素晴らしかったのですよ。
料理がうまい、酒がうまい、店の人は親切でていねい。
メニューもロクに見ず、適当に注文してカポンカポンと飲んで食い、ふと気付く。
こりゃ、すんげー金額になるだろうな、と。
案の定、勘定を聞いて驚いた。あまりの安さに。

いい店を見つけたもんだ。
たまたま連休の中日だったから入れたのだろう。平日だったら地元客でイッパイかもね。

Day5(浦安~安来~福井)

この日でいよいよ山陰ともお別れ。
この後、小豆島へ向かうというヤマグチさん・micさんと宿の前で別れる。

まずは、快適田んぼ道の島根r101~島根r257をつないで、島根県内の採取漏れのの字の笹刈農道へ向かう。
その後は島根/鳥取r104を経由して金山大橋へ。

その島根/鳥取r104にあった「塩瀧」。
暑い日差しの中、クロスする水の流れと鯉のぼりが清々しい。

大山西麓まで戻り、休憩を兼ねてmicさんに聞いた滝川豆腐(豆腐そうめん)を食べに大山ガーデンプレイスに立ち寄った後、一路北陸を目指す。
既に神戸JCT~瀬田東JCTが渋滞しているとのことなので、舞鶴道経由で進む。ところが、舞鶴道を降りて小浜市街を目前にして大渋滞。ピクリとも動かないので県道へ逃げ、熊川宿では鯖寿司をガマンしてマキノを経由して敦賀へ。

杉津PAで日没を迎え、本日最終目的を果たせるか心配になりつつ、なんとか19時過ぎに投宿、急いで着替えてヨーロッパ軒総本店へ。これが本日の最終目的地。
ところが、店の前に着いて愕然とする。行列がハンパなく、ざっと40m?大まかに数えて120人程度が並んでいるようだ。営業は20時までのはずなので、ソースカツ丼にありつける前に閉店か?と半ば諦めたのだが、店員が注文を取り始め、ワタシの後ろ10人ぐらいのところで受付終了となった。よかった、ギリギリセーフだった。

結局、店に入れたのは20時30分頃、実に39年ぶりのソースカツ丼を食べることができた。満足。

Day6(福井~東京)

それにしても、だ。
城の中に県庁と県警本部があるって、凄いよね。福井県。殿様行政万歳。
どうせやるなら、田舎館村役場のように県庁ビルは天守閣を模せばよかったのに(笑)

栃尾平橋~呼鳥門を経由して、福井空港へ。
そういや福井便って聞いたことないな、と思っていたら、民間機は就航していなかった。
なるほど、だからこのさびれっぷりなのか。

おっと、もたもたしていたら高速道路の渋滞が始まってしまう。
そろそろ東京を目指すとするか。

ところが、この福井という場所から東京へ向かうのは、ルート選定が難しい。距離的には東名道もしくは中央道経由なのだが、渋滞を考慮すると上信越道もしくは関越道経由がよさそうだ。ICの前で暫し休憩し、周辺の渋滞情報を確認した結果、とりあえず新潟方面を目指すことにする。

名立谷浜SAで再びルート選定。

渋川付近で渋滞が発生しているようなので、上信越道を選択する。ところが上信越道に入り、上越高田ICを通過しようとしたときに電光掲示板に「この先事故 ここで出よ」なんで表示が。車列のほとんどが直進し、判断が遅れたワタシも最早車線変更するには遅い位置に進んでしまったので、已む無く前へ進む。これがトンネル前の信号機なら無条件に停車するのだが。

新井PA付近で中央分離帯を突き抜けた事故跡(事故車は下り車線で、上り車線は徐行するだけでよかった)を目撃、その後は1車線区間特有の渋滞。ほんの少し快適に走行できたが軽井沢以東はほぼ和光まで断続的に50km近く、結局渋滞を避けることはできなかった。

19時20分、本州最西端から無事故無検挙無転倒で帰宅。
ツーリングの記録は以下のとおり。

出発:04/29 07:01
到着:05/04 19:20
走行距離:2,763.9km
走行時間:42時間18分
給油総量:104.84L
平均燃費:26.36km/L


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