ループトンネル

犬伏山ループ(犬伏トンネル)

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中国地方の山中にある県道のの字なんて、どれも「名ばかり県道」の、ヘロヘロな険道だろうと思い込んでいた。

が、違った。これほどまでに当初思い描いていたイメージと異なるのの字は初めてだ。

ここは険道改良工事により設けられた大規模のの字(ループトンネル)であり、整備も行き届いている。特筆すべきはその構造である。トンネル構造になっているが、おそらくは開削工法(掘削してトンネル覆工を作り、その上に土を戻す)による施工だと思う。地盤が緩い等の理由で在来工法で掘り進められなかったであろうことは想像できるが、全部掘ったのなら交差部を橋にしそうなものだが、そうしなかったのはどんな事情によるものか?冬季の凍結対策だけではあるまい。

見ての通りトンネル名称は犬伏トンネルであるが、注意喚起標識には犬伏山ループと示されている。自ら「ループ」を名乗るケースは珍しい。

すぐ横に栗屋峠旧道分岐があるがバリケードで閉鎖されており、自動車は通行できない。二輪車はバリケードを通過できそうだが、その先がどうなっているかは未確認。

路線県道6号吉田邑南線(建設当時は県道6号吉田瑞穂線)
所在地広島県安芸高田市美土里町生田
回転度330度
完成時期1987(昭和62)年05月
実走行日2010年05月01日

犬伏トンネル北側ポータル。「犬伏山ループ」と記された注意喚起。長野ループとお揃いのようだ。

犬伏トンネル南側ポータル。のの字な道は歩行者用にショートカットの階段等を設けることが一般的だが、ここにはない。ぐるっと歩きたまえ。

犬伏山ループ全景。曲線が美しい。
ループ内側は旧美土里町(2004年合併前の当地自治体)の町章を模した植栽になっている。合併後もそれが維持されているところが素晴らしい。

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