生地中橋(富山県黒部市)

2008年3月22日訪問/2017年11月5日再訪 [Google Maps]    [地理院地図]
黒部漁港に架かる橋。
1982(昭和57)年3月完成、橋長38.4m、支間長28.0mの片持式旋開橋。

生地中橋の歴史は黒部漁港の歴史でもある。

漁港整備 生地中橋
特記事項なし 木造桁橋(架橋時期不明)
漁港整備計画に基づき、1928(昭和3)年修築計画、1930(昭和5)年着工、1938(昭和13)年竣工 1934(昭和9)年 2代目RC橋完成
第2次整備計画、生地中橋より内陸側の係船護岸改良 1960(昭和35)年8月 3代目昇開橋完成
第5次整備計画、堀込式港湾として大規模拡張 特記事項なし
第6次整備計画、船舶大型化対応のため航路拡張 1982(昭和57)年3月 4代目旋開橋完成

当然だが漁船が通航しないときには動作しない。つまり土日は動く機会が極めて少ないということだ。

操作室から出ている赤旗はどういう意味だろう?

片持式なので橋のたわみ量が大きくなることが設計・製作上の難関だったようだ。
開橋は次の2段階で動作する。

  1. リフトシリンダー作動:185mm上昇するが、主桁は自重で撓みつつ、桁先端が可動沓から外れる。
  2. 旋回シリンダー作動:フレームの連結金具をシリンダーが押し、旋回軸から3600mmの距離にある前輪で支えながら橋体が旋回する。橋体は最大78度旋回できる。

開橋・閉橋ともに作動時間は145秒。実に早い。
一連の動作は航路側信号機・道路側信号機・遮断器に伝達され、必要なタイミングにそれぞれの機器が自動で動作する。

これが旋回時に橋を支える前輪。直径1.2mで合計4個ある。

開閉の様子を動画でどうぞ。

    参考資料

  • 横河橋梁技報N0.12(1982年11月)
タイトルとURLをコピーしました