2024年10月12日訪問
いずれも北上川水系人首川(ひとかべがわ)に架かる市道橋。同じ年に架けられた。
熊野田橋 [Google Maps] [地理院地図]
1977(昭和52)年完成、橋長27.1mの4径間木造桁橋。
旧玉里村の中心部に位置する。1913(大正2)年の地形図で橋の存在を確認できるので、生活橋としては由緒正しき橋と言っても過言ではない。
見るからに渡れない。いつから通行止めになっているかわからないが、検索してみたら2018年にはふるさと史跡探訪ウォークのルートになっていた。当然、床版交換をはじめ頻繁に補修されていたであろうが40年も現役だった木橋は珍しい。
片方の親柱は腐朽して折れており、残ったほうも触れるとグラグラする。
城間橋 [Google Maps] [地理院地図]
1977(昭和52)年完成、橋長24mの3径間鋼桁橋。「じょうかんばし」と読む。
熊野田橋の1本上流の橋。こちらも1913(大正2)年の地形図で橋の存在を確認できる。
桁がH型鋼で鋼製高欄付きとは言え、橋面がこの状態では渡るのにちょっと気合がいる。
こちらは通行止めになっていないから通行に支障はないのだろう。
両橋とも、よくこんな状態で残ってるなと感心しつつ帰宅後に検索してみたら、城間橋は架け替え、熊野田橋は撤去が計画されているようだ。残念ではあるが、気持ちでは橋を維持できない。