2014年10月12日訪問 [Google Maps] [地理院地図]
北上川水系江合川の支流、大谷川に架かる橋。
1933(昭和8)年3月完成、橋長53.6mのオープンスパンドレルアーチ橋。
現在は「大谷橋側道橋」として1971年完成の(現)大谷橋とともに東北地整仙台河川国道事務所が管理する国道47号である。
比較的最近補修された模様。東日本大震災の被害だろうか、それとも2008年の岩手・宮城内陸地震の被害だろうか。
現・大谷橋があまりに近すぎて全景撮影は難しい。橋の下を通る市道から撮影すべき。
橋の袂にある「食堂芭蕉」がいつまで営業していたのか、たいへん興味が湧く。営業していた当時、大谷橋が駐車場代わりだったのだろうか。
昭和8年の橋で青銅の橋名板は珍しいかも知れない。
ところでその一方、道路の改良 第15巻 第11号(1933年11月号)には「宮城縣の大谷橋の完成」「九月二十七日鳴子神社秋祭をトして落成式を擧行した。同橋は鐵筋コンクリートで長さ約七十米、幅員約六米工費約三萬五千圓で昨年十一月着工したものである。」と記されている。橋名板と記録の差はなんだろう?
おお、現・大谷橋が描かれていない。ということは、この看板は少なくとも昭和46年以前のものだ。