2024年9月2日訪問 [Google Maps] [地理院地図]
雄物川水系荒川に架かる林道橋。
1999(平成11)年3月完成、橋長20.9mの下路式木造タイドアーチ橋。秋田スギの集成材が使われている。
かつて銅を産出していた荒川鉱山跡地付近にあり、広域基幹林道沢内水沢線起点である。荒川鉱山は1940年に閉山したが1993年には観光施設として整備されたことから、景観に配慮して木造アーチ橋が採用された。
だが、これだ。管理されていないわけではないだろうが、除草は年1回程度か。とても進入する気にならない。
各部材にはトタンの雨覆を取り付けて腐朽対策としている。もちろん防腐剤も注入しているだろう。
集成材をアーチ形状に成形するのは製造コストだけでなく輸送コストも高くなるのだろう。アーチの中央で分割した部材4本を現地で組み立てる方式が取られている。