2024年11月17日訪問 [Google Maps] [地理院地図]
利根川水系神流川の支流・鳥羽川に架かる公園橋。一応、町道12057号線に認定されている路線である。
2021(令和3)年3月改修工事完了、橋長18mの単径間直路式GFRP吊床版橋。GFRPとはGlass Fiber Reinforced Plastic、ガラス繊維強化プラスチックである。
木造吊床版橋が架かっていると聞いていたので行ってみたら、腐朽したので大規模改修したそうだ。鳥羽川砂防は1997(平成9)年から2004(平成16)年にかけて実施、鳥羽川河川公園はその一環で整備されており、木造吊床版橋は2002(平成14)年頃に架けられた模様。
架橋から20年、しかも陽当りの悪い北向きの地なので、木橋の腐朽は当然の帰結と言える。架け替えも検討されたが、長寿命化を図れるGFRPを採用して木材部分を置き換えたとのこと。現地で見たときには木や鋼ではないことはわかったものの、具体的に何でできているか確信できなかった。
帰宅後に調べたところプラスチック橋は実験段階をとうに過ぎて普及段階にあるようだ。国内でも既に30基以上の架橋実績がある。
基本構造は木造吊床版橋から変化していないのでこのサグ量なのだが、勾配と堆積している濡れ落ち葉のおかげでツルツルだ。
注目すべきは床版材。吊橋ゆえの撓りを吸収し、軽量化を図る構造になっている。
桁下を見ても素材を言い当てることは難しい。
軽量で耐腐食性に優れることから、資材輸送費がかかる奥地や塩害で老朽化が早い海岸沿いの既存人道橋・歩道橋はこれに置き換えられてゆく可能性が高いと直感する。車道橋に適用可能な強度に改良されるだろうか。

