2024年10月20日撮影 [Google Maps] [地理院地図]
渋谷川に架かる並木橋を過ぎて代官山に至る間、JR山手線及びJRと並行する区道を跨ぐ橋。
1934(昭和9)年7月完成、橋長118.5mの3径間鋼ラーメン鈑桁橋+RC単純T桁橋+3径間RC連続T桁橋2連。
鋼橋部分の橋長は51.3mで中央径間が門型ラーメン、側径間はゲルバー桁になっている。
2016年頃から老朽化対策が検討された結果、2026年度から10年程度かけて架け替える具体的計画が発表された。新橋はアーチ補剛鋼床版箱桁橋が採用される見込みとのこと。
主構と側径間の主桁を接続する落橋防止プレートにヒンジが隠れている。当然ながら側径間が吊桁になっている。
親柱に残る橋飾塔。戦中の金属供出を免れたのか、供出したものの戦後に復旧したのか。架橋当初は油燈だったのか、それとも電燈になっていたのか。フックが前後とも残っているのは西詰渋谷側だけで、東詰渋谷側は前後とも折れてなくなっていた。
斜橋+鋼ラーメン橋+ゲルバー桁の組み合わせはかなり少ないと思う。
東詰の取付部で擁壁更新工事が行われている。
- 参考資料
- 渋谷の橋(1996年9月/渋谷区教育委員会)