東京急行電鉄 JR山手線目黒川間橋梁・五反田駅乗越跨線橋(東京都品川区)

2024年10月20日訪問 [Google Maps]    [地理院地図]
東急池上線の高架橋。JR山手線をまたぐ区間が五反田駅乗越跨線橋、それと目黒川に架かる目黒川橋梁(上の写真の右半分)の間の高架区間がJR山手線目黒川間橋梁。
五反田駅乗越跨線橋は鋼門型ラーメン橋(支間長34.36m)、JR山手線目黒川間橋梁は3径間鋼鈑桁橋(全長45m)+トレッスル橋脚で、いずれも1928(昭和3)年6月完成。

JR山手線目黒川間橋梁の第2径間と第3径間に接近。都心に残り続けるトレッスル橋脚って、素晴らしい。2015年4月1日開店を発表するプレスリリースでは露骨な表現を避けているけれど、ラーメン構造の下にラーメン店を開きたかったんだね。企画した人は工務部畑だろうか。

橋脚頂部で部材がどうつながっているのかわかりにくい。あの中に入ってみたい。

五反田駅乗越跨線橋とJR山手線目黒川間橋梁の接続部。五反田駅乗越跨線橋は斜角がついている。

五反田駅乗越跨線橋の基部はピン支承で固定される。敢えてこういう角度を付けることでアンカーに正しく力が伝わるのだろうか。

この橋を建設したのは「合資会社東京鐵骨橋梁製作所」(現・日本ファブテック)であることがかろうじて読み取れる橋歴板。橋好きなら何度も目にしている社名だ。山手線目黒川間橋梁・五反田駅乗越跨線橋は同社が最初に施工した橋梁とされる。1927年に受注した時点ではまだ清水組(現・清水建設)の一部門であった。

ラーメン橋をたっぷり眺めたので、ラーメン構造の下でラーメンをいただきましたよ。つけ麺ですけどね。

実は山手線跨線区間の橋梁正式名称が不明。当記事では日本ファブテックによる受注時の名称を採用した。
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