2006年4月9日撮影 [Google Maps] [地理院地図]
相模川水系桂川に架かる旧甲州街道の橋。日本三奇橋のひとつとして有名。
現在の橋は1851(嘉永4)年の出来形帳(設計図)に基づいて1984(昭和59)年8月に架け替えられたもので、橋長30.9m、幅員3.3m。
橋台から刎木(桔木)が2列4段で横に張り出し、刎木の上下間に枕梁を直行させる。その上に行桁(主桁)を載せている。
刎木と枕梁のひとつひとつに腐食防止のための雨覆(屋根)が取り付けられていることが、この橋の特殊な印象を強烈なものにしている。
木橋ではあるものの、資材調達を適切な時期に行えない事態を考慮して、刎木や行桁はH型鋼に木材を貼り付ける「鉄骨造木装」が採用された。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)