天ケ橋(岐阜県多治見市)

2024年11月3日訪問 [Google Maps]    [地理院地図]
土岐川(庄内川)に架かる市道橋。あまがはしと読む。自動車通行止め等の規制標識はないが、実質的に人道橋である。
1926(大正15)年12月完成、橋長51.2m支間長48.6m幅員2mの鋼上路式2ヒンジブレースドリブアーチ橋。

渓谷に映える赤い橋だが、架設当初の塗装は白色だったそうだ。参考資料には以下のことが記されている。

  • 1894(明治27)年、玉野街道として木製吊橋を架橋、当時そのあたりを天ケ峡と呼んだことから天ケ橋と命名された
  • 木製吊橋架橋後約40年が経過して危険な状態になったため架け替えることになり、1926(大正15)年12月、当時としては全くモダンな白亜の鉄骨製アーチ橋が完成した
  • 架橋の受益者は市之倉村(現・市之倉町:土岐川の東岸)よりも池田村小木区(現・諏訪町天ヶ峯周辺:土岐川の西岸)で、工費の村負担分は架橋地点である市之倉村が形式的に負担したが、実質は池田村が負担した
    (筆者注:池田村小木区の生活は市之倉村に依存する割合が高かったことを示している)
  • 1963(昭和38)年、中央線複線電化工事にあたって、天ケ橋では資材運搬の大型車は通行できないので下流に国鉄が新橋を架橋、工事完了後に多治見市へ移管され諏訪橋になった

現在は高欄の内側に防護柵が設置されているので、架橋当時の幅員(2.7~3.6m)を感じることはできない。橋上を見る限りは当時自動車が走行していたと聞いても違和感はないが、左岸取付部の屈曲を通行できたことに驚く。

両岸に残る親柱。橋名板は脱落したのか外されたのか。

    参考資料

  • 多治見市史 通史編 下 (1987年3月/多治見市)
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