2024年9月3日訪問 [Google Maps] [地理院地図]
十三湖に浮かぶ中島と本土(十三湖は内水だから本土という表現は適さないかも知れないが、適当な単語がない)を連絡する橋。遊歩道ではあるが、中島の施設利用者であれば自動車も通行可能。
1984(昭和59)年9月完成、橋長250mの20径間木造桁橋。中央部がアーチまたはランガーに見えるが、アーチ径間の途中に橋脚は必要ないのでアーチは装飾と見るべきだろう。
十三湖大橋架橋前に存在した十三橋(1959(昭和34)年9月完成、橋長398m幅員3.9m)を模した橋で、できるだけ忠実に再現したそうだ。
十三橋には離合の待避所もあったのだろう。
だが、十三橋の可動部は片開き跳開橋であり、アーチ橋ではなかった。当時の映像をRAB青森放送がYouTubeで公開している。
「十三湖と十三橋」(昭和40年代撮影) 出典:青森県所蔵県史編さん資料 CC BY-SA 4.0
「十三橋」(昭和34年8月23日撮影) 出典:青森県所蔵県史編さん資料 CC BY-SA 4.0
かつて十三橋北詰だった地に「三和精一先生顕彰碑」なる石碑があった。揮毫は大平正芳(第68・69代内閣総理大臣)。三和精一は地元市浦村出身の代議士で、十三湖大橋架橋に尽力した人物。